トリプル・リードギター、ダブル・リードヴォーカルという、いかにもサザンロックらしい構成のバンド、スティルウォーター(Stillwater)です。
メンバーは
マイク・コウジー(Mike Causey,g)
ボビー・ゴールデン(Bobby Golden,g)
ジミー・ホール(Jimmy Hall,vo)
セビー・レイシー(Sebie Lacey,vo,ds)
アリソン・スカボロー(Allison Scarborough,b)
ボブ・スピアーマン(Bob Spearman,key)
ロブ・ウォーカー(Rob Walketr,g)
の7人組です。
結成は1973年頃です。ジョージア・カレッジでマイク、ボビー、ボブ、ジミーの4人が知り合い、マイクがシビーを連れてきてスティルウォーターの前身が出来上がりました。その後、アルとロブが加わって正式にバンドが出来上がりました。
1975年頃キャプリコーン・レコードに見いだされ、1976年に契約しました。
そして、1977年にファーストアルバム『Stillwater』をリリースしました。
このアルバムはビルボードの46位を記録しました。
その翌年にリリースされたのが、セカンドアルバム『I Reserve The Right』です。
Side A
1.I Reserve The Right
2.Women (Beautiful Woman)
3.Keeping Myself Alive
Side B
1.Kalifornia Kool
2.Sometimes Sunshine
4.Alone On A Saturday Night
5.Ain't We A Pair
プロデュースはタド・ブッシュ(Tad Bush)とスティルウォーターです。エグゼクティヴはバディー・ブルー(Buddy Blue)です。
このアルバムがリリースされた1978年頃には、サザンロックも泥臭さから洗練されたサウンドに変わりつつありました。
このスティルウォーターも例外ではなくサザンロックというよりは、ポップなウェストコーストロックという感じです。
オープニングは後半部分でトリプルギターを楽しめます。ヴォーカルもジミーとシビーが交互にリードを取ります。ラストは再びトリプルギターの大演奏会。この辺はいかにもサザンロックらしいです。
しかし、このバンドはこの2作であえなく解散してしまいます。これにはキャプリコーン・レコードの不振そして倒産があります。
その後、1996年に一度再結成します。そしてアルバム『Running Free』をリリースしました。
サザンロック、いやキャプリコーン・レコード末期のバンドでした。
Stillwater - I Reserve the Right (HQ)
Stillwater - "Women (Beautiful Women)", "I Reserve the Right"
それでは今日はこの辺で。