今日の「この人の、この1枚」はジェフ&マリア(Geoff & Maria)の『スウィート・ポテト(Sweet Potatos)』です。
ジェフとはジェフ・マルダー(Geoff Muldau) のことで、マリアとはマリア・マルダー(Maria Muldaur)のことで、かつて夫婦だった二人のことです。
この二人はジム・クウェスキン・ジャグ・バンド(Jim Kweskin Jug Band)で一緒でした。そして結婚します。
バンドは1968年に解散するものの、二人はデュオとして活動します。
そして同年、デュオの最初のアルバム『Poterry Pie』をリリースします。
後にウッドストックで一緒に活動するようになるエイモス・ギャレットやビル・キースなども参加しました。
そして、1972年にセカンド・アルバム『スウィート・ポテト(Sweet Potatos)』をリリースします。
Side A
1.Blue Railroad Train
2.Havana Moon
3.Lazybones
4.Cordelia
5.Dardanella
Side B
1.I'm Rich
2.Sweet Potatoes
3.Kneein' Me
4.Lover Man (Oh Where Can You Be)
5.Hard Time Killin' Floor
レコーディング・メンバーは
Vocals, Guitar, Horns, Organ, Piano, Arranged By – Geoff Muldaur
Vocals, Tambourine – Maria Muldaur
Bass – Bill Wolf, John Kahn, Junior Turlock
Electric Guitar, Trombone, vocals – Amos Garrett
Harp – Paul Butterfield)
Pedal Steel Guitar – Bill Keith
Percussion – Billy Mundi
Piano – Jeff Gutcheon
Tenor Saxophone – Gene Dinwiddie
Trumpet – Peter Ecklun
Violin – Bobby Notkoff
Trombone – Stuart Brotman
Flute, Alto Saxophone – Munc Blackburn
Baritone Saxophone – Trevor Lawrence
ジャグバンド時代の仲間やジェフがこの後参加するベター・デイズの仲間、またハングリー・チャックの仲間たちと楽しそうに演っています。
チャック・ベリーの曲やビリー・ホリデイの曲などもカバーしています。
A3はエイモスのボーカルです。
しかし、この後二人は離婚、デュオも解消してしまいます。なんとなくそんな感じを抱かせるものはありました。マリアのヴォーカルが少ないのです。それでも怪しげなマリアのヴォーカルは素晴らしいです。
この後、マリアはソロに。ジェフはポール・バターフィールドの『ベター・デイズ』に参加します。
一時期はこのデュオのLPはなかなか入手できませんでしたが、今ではCDで発売されており、簡単に入手できます。いい時代になりました。
それでは今日はこの辺で。