Flying Skynyrdのブログ

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聴き比べ  山口百恵の『秋桜』

今日の「聴き比べ」は山口百恵ちゃんの秋桜です。

 

秋を感じさせる曲の第4弾です。秋と言えばやっぱりこれでしょうか。

この曲はさだまさしの作詞・作曲です。それまで宇崎・阿木コンビでツッパリにイメージ・チェンジをした山口百恵が、またさらにイメージを変えた曲でした。いかにもさだまさしらしい曲調です。彼女はこの時18歳でした。

先日BS・NHKで放送された彼女の『ラスト・コンサート』で「この歌の意味がようやく分かりました」と言っていました。18歳では理解しがたい歌でしょうが、結婚するとなると身に染みたのでしょう。感情がこもっていました。

それにしても、さだまさしという人は「どうしてこんな詩が書けるの?」なんて、つい思ってしまいます。情景がまざまざと浮かんできます。昭和ですね。

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秋桜 (コスモス)

作詞:さだまさし

作曲:さだまさし

 

淡紅の秋桜が秋の日の

何気ない陽溜りに揺れている

此頃涙脆くなった母が

庭先でひとつ咳をする

 

縁側でアルバムを開いては

私の幼い日の思い出を

何度も同じ話くり返す

独言みたいに小さな声で

 

こんな小春日和の穏やかな日は

あなたの優しさが 浸みて来る

明日嫁ぐ私に 苦労はしても

笑い話に時が変えるよ

心配いらないと 笑った

 

あれこれと思い出をたどったら

いつの日もひとりではなかったと

今更乍ら我侭な私に

唇かんでいます

 

明日への荷造りに手を借りて

しばらくは楽し気にいたけれど

突然涙こぼし 元気でと

何度も何度もくり返す母

 

ありがとうの言葉をかみしめながら

生きてみます私なりに

こんな小春日和の穏やかな日は

もう少しあなたの子供で

いさせてください

 


山口百恵 秋桜

 

何と多くの人がカバーした曲なのでしょうか。

 

気に入ったものだけ。

 

とりあえず作者のセルフカバーから。


秋桜 コスモス  さだまさし

 

そのさだまさしの伴奏で都はるみさんが歌っています。


秋桜 - * 都はるみ * Miyako Harumi

 

 

北原ミレイさん。意外です。


北原ミレイ 秋桜

 

倍賞千恵子さん。


倍賞千恵子 秋桜

 

香西かおり


香西かおり~秋桜~

 

夏川りみ


『秋桜』 Cosmos  ★  夏川りみ "Rimi Natsukawa"

 

そして意外や意外。桜田淳子。いつ歌たのでしょう? 今はどうしているのでしょう?


秋桜。桜田淳子さん。

 

ついでにその『ラスト・コンサート』で気に入った曲を1曲。自作の詩に谷村新司が曲を付けた、最後のシングルです。『一恵』です。彼女のペンネームは横須賀恵だそうです。いかにもの谷村節。


山口百恵!一恵!歌詞付き!

 

あ~、秋でした。

 

それでは今日はこの辺で。