今日の「聴き比べ」はカントリー・ロックの名曲『ヒッコリー・ウィンド(Hickory WInd)』です。
この曲はグラム・パーソンズ(Gram Parsons)とボブ・ブキャナン(Bob Buchanan)が書いた曲と言われています。二人ともインターナショナル・サブマリン・バンド(The International Submarine Band)のメンバーでした。
書いたと言われている、というのは後にこの曲を書いたという人物が現れたせいですが、決着はついていないようです。
いずれにしても、この曲が最初に発表されたのは1968年、バーズ(The Byrds)の6枚目のアルバム『ロデオの恋人(Sweethert Of The Rodeo)』でした。それ以降、この曲はバーズ、そしてグラム・パーソンズの代名詞となりました。グラムは自身のソロアルバム『Grievous Angel』でもセルフ・カバーしています。
Hickory Wind
By Bob Buchanan / Gram Parsons
In South Carolina, there're many tall pines
I remember the oak tree that we used to climb
But now when I'm lonesome I always pretend
That I'm gettin' the feel of hickory wind
I started out younger, had most everything
All the riches and pleasures, what else can life bring?
But it makes me feel better each time you begin
Callin' me home, hickory wind
It's a hard way to find out that trouble is real
In a faraway city with a faraway feel
But it makes me feel better each time you begin
Callin' me home, hickory wind
Keeps callin' me home, hickory wind
バーズ・オリジナル。
The Byrds - Hickory Wind (Audio)
グラム・パーソンズのオルタネイト・バージョンです。アルバム『Complete Reprise Sessions』より。エミルー・ハリスとのデュエット。
Hickory Wind (Alternate Version)
そのエミルー・ハリスの1979年のソロ・アルバム『Blue Kentucky Girl』でカバーしました。
1969年にジョーン・バエズ(Joan Baez)がカバーしています。
ルシンダ・ウィリアムス(Lucinda Williams)もカバーしました。
不滅の名曲でした。
それでは今日はこの辺で。