監督：ロバート・エガース
製作：２０１９年 アメリカ合衆国 ２０２１年 日本公開
いや～、驚きました。久しぶりにすごい映画を観ました。
映画はモノクロで３５ミリ・フィルムで画面は１:１９:１でほぼ正方形。輪郭もはっきりせず、まるで鍵穴から覗き込んでいるようです。
内容はサスペンス、ミステリー、ホラー、グロテスク、狂気です。実話を元にした話です。登場人物はほぼ二人。舞台は孤島の灯台。
話の方は孤島に派遣された二人の灯台守が主役。一人は老人でベテラン灯台守のトーマス・ウェイク、もう一人は若手の灯台守でイーフレム・ウィンズロー。
４週間という期限付きで任務にあたることになりました。老人は下品極まりない男で、汚い仕事や肉体労働、雑用はすべて若者に押し付けます。まさにパワハラオヤジです。若者は不満が溜まります。老人は灯台の灯の管理専門で、絶対に若者を最上階の灯の部屋には入れません。この部屋はどうなっているのでしょうか？
そうこうしている間に海は大荒れ、期限の４週間が来ても迎えは来ず、二人は孤島に取り残されることになってしまいました。二人の間は益々険悪になります。若者の過去も明らかになり、ここから幻想と現実が入り乱れた狂気の世界が繰り広げられます。そして若者はついに最上階へ。そこには・・・。
ネタバレはやめます。見てのお楽しみです。驚愕のラストが待ち受けます。
カモメと人魚がキーになります。 不気味な効果音が耳から離れません。
間違いなく今年のマイ・ベスト５に入るでしょう。この二人の役者、凄ごすぎます。
それでは今日はこの辺で。
