先日のキネ旬シアターは『ジョン・レノン 失われた週末』でした。
監督:イヴ・ブランドスタイン、リチャード・カウフマン、スチュアート・サミュエルズ
出演:メイ・パン、ジョン・レノン、ジュリアン・レノン、ポール・マッカートニー、デヴィッド・ボウイ、エルトン・ジョン
製作:2021年 アメリカ合衆国 2024年 日本公開
ジョン・レノンとオノ・ヨーコが別居していた1973年秋から1975年初頭の18ヶ月間、いわゆる『失われた週末』と呼ばれる期間を同棲していた二人の秘書だったメイ・パンの証言に基づいたドキュメンタリーです。
この頃、ジョンとヨーコの仲は最悪で、ヨーコが中国系アメリカ人の秘書のメイに二人の同棲を仕向けました。ジョンは早速ロサンゼルスで同棲を始めてしまいました。この間、ジョンは前妻のシンシアとの間の子、ジュリアンと再会することが出来たのです。ジュリアンもメイには感謝です。ジョンとメイとの関係もアツアツの新婚さんのようです。
また、この時期はジョンにとって音楽的に非常に重要な時期でした。ハリー・ニルソンの『プッシー・キャッツ』のプロデュース、自身のアルバム『マインド・ゲームス』『心の壁、愛の橋』『ロックン・ロール』をリリースし、エルトン・ジョンやミック・ジャガー、デヴィッド・ボウイ、キース・ムーン、ミッキー・ドレンツらとの交流も深まり、ポール・マッカートニーとの再会などもありました。
しかし、その後ジョンは再びヨーコの下へ・・・。
この映画を観る限り、オノ・ヨーコは人の心をもてあそぶ悪魔のような女です。ジョンは催眠術にかかったようにメイと不倫をし、そして再び何事もなかったようにヨーコの下に戻ってくるのです。もっとも、この映画はメイの証言に基づいて製作されていますので、真偽のほどはわかりません。
この時期のジョンの音楽はビートルズ解散後、面白いことにもっとも輝いていたのではないでしょうか。
それでは今日はこの辺で。