Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

映画『35年目のラブレター』を観る

先日のキネ旬シアターは『35年目のラブレター』でした。

原作:小倉孝保

監督・脚本:塚本連平

出演:笑福亭鶴瓶原田知世重岡大毅上白石萌音

製作:2025年  日本

 

小倉孝保の原作『35年目のラブレター』を元にしたノンフィクション映画です。

 

戦時下で生まれた西畑保は貧困といじめが原因で学校へ通えなくなり、読み書きができないまま大人になりました。そんな彼が最愛の妻・皎子(きょうこ)に感謝の気持ちを伝えようと停年退職を機に夜間中学へ通い始めます。皎子との結婚は35年目になりました。感謝の気持ちを込めたラブレターが形になろうとした頃、皎子が病に倒れれるのでした。

 

映画は現在と過去を繰り返しながら進行します。過去の場面では保と皎子が出会ったいきさつから結婚までの話や保が読み書きが出来ないことが発覚し、それでも一緒に生きていこうと保を励ます皎子の姿などが描かれます。


現在の場面では夜間中学に通いながら、読み書きを覚え、ラブレターを書く姿が描かれます。何度も書き直し、手渡したラブレター。しかし、皎子は感謝はすれど評価は厳しく、保は再び書き直す決意をします。だが、そのラブレターを渡す前に皎子はなくなってしまうのです。それでも保は子供たちに励まされながら、失意から立ち直り夜間中学を卒業するのでした。

皎子の死があまりにあっけなく、もう少し脚色が欲しかった感じです。

原作は読んでいませんが、以前にNHKのニュース番組でこの話を報道していたのを思い出しました。本が出版されたときは話題になりました。

 

実際のご夫婦です。


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それでは今日はこの辺で。