Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

『ヴァンデンバーグ(Vandenberg)』と『マニック・エデン(Manic Eden)』

眠れるレコード・CDを探す旅、今回見つけたのは『マニック・エデン』です。

 

これを買った経緯は憶えていません。たぶんジャケットを見ての衝動買いだったのでしょう。と、思ったのですが、今回CDの中のメンバークレジットを見て、驚きました。なんとエイドリアン・ヴァンデンバーグの名前が、そして他にもトミー・アルドリッジ(Tommy Aldridge,ds)、ルディ・サーゾ(Rudy Sarzo,b)とあるじゃありませんか。これでヴォーカルがデヴィッド・カヴァーデイルだったら「ホワイトスネイク」でしょう。これで納得しました。おそらくこの情報をなにかで得て、たまたま見つけて買ったのですが、忙しくてそのままになっていたのでしょう。ちなみにヴォーカルはロン・ヤングです。

 エイドリアン・ヴァンデンバーグはご存じのとおり、ホワイトスネイク加入前は「ヴァンデンバーグ」というグループを率いていました。アルバムも3枚出しています。そのうちの2枚は買っていました。オランダの出身です。

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 1982年にファーストがリリースされ1985年にサードがリリースされその後解散。そしてホワイトスネイクへ加入。

ヴァンデンバーグは正統派ハードロックバンドでメロディーを重視する、メロハーの奔りのようなバンドで私は好きでした。

このマニック・エデンはもちろんハードロックなのですが、ヴァンデンバーグともホワイトスネイクとも違う、ブルースの匂いというか70年頃のブリティッシュロックやジミヘンを根底に感じさせるような出来になっています。これは楽曲の約半分をエイドリアンと共作しているロン・ヤングの影響によるものと思われます。彼のヴォーカルはかすれ声ですが、ロックにピッタリの声質で好感が持てます。アコースティカルなメロディアスな曲もありメロディ重視は変わりません。

残念ながらマニック・エデンはこの1枚で解散します。たった1枚というのはもったいない限りです。原因はエイドリアンの体調不良のようです。その後1997年のホワイトスネイクのアルバム『Restless Hert』でカムバックします。今も音楽活動は継続しているようです。

今日はまたまた見っけものをしました。嬉しいです。

それでは今日はこの辺で。