早いもので今年も半年が過ぎました。
ということで今年前半に観た映画の中から印象に残った作品を5本選んでみました。
劇場で観たものに限ります。テレビやDVDは除きます。劇場と言ってもこの半年間はキネマ旬報シアター以外では観ていませんでした。
まず、今年観た映画を列挙してみます。
1月
『ヒトラーに屈しなかった国王』
『静かなふたり』
2月
『ローズの秘密の頁』
『ギフテッド』
『女の一生』
『永遠のジャンゴ』
3月
『ベロニカとの記憶』
『早春』
『ルイの9番目の人生』
『犬猿』
4月
『パリ、テキサス』
『ラッキー』
5月
『ビガイルド 欲望のめざめ』
『ウイスキーと2人の花嫁』
『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目覚め』
『すばらしき映画音楽たち』
6月
『ペンタゴン・ペーパーズ』
『サバービコン・仮面を被った街』
以上、28本でした。ちょっと少なめでした。
順位付けは難しいので観た順番にいきます。
『ヒトラーに屈しなかった国王』
あまり知ることが無かったノルウェーの歴史を垣間見ることが出来ました。
『永遠のジャンゴ』
ジャンゴ・ラインハルトの知られざる人生とギターの素晴らしさ、それとロマ族に対するナチスの弾圧が凄まじかったことを認識させられました。
『パリ、テキサス』
ジム・ベンダースの作品。リバイバルですが何度見てもいいですね。ライ・クーダーのスライドギターを存分に聴けました。
もう、楽しいの一言。言葉はいりません。何度でも見たい映画。ライ・クーダーはもとより、他のミュージシャンが素晴らしい。
『ペンタゴン・ペーパーズ』
ジャーナリズムの底力と真髄を見せられました。報道・表現の自由が脅かされる危機感を感じます。
番外編です。
『すばらしき映画音楽たち』
ドキュメンタリーです。映画音楽家たちの苦悩と喜びがリアルです。
たった半年間なのに、記憶にないものがいっぱいありました。情けない話です。
でも、このブログを書いているおかげで、読み直せば内容を思い出せます。便利です。当初のブログの目的達成です。
記事を書いていない作品もいくつかありましたが、つまらなかったというわけではなく、なんとなく筆が進まない、ということだったと思います。
記事にはしませんでしたが『犬猿』の姉役、お笑いニッチェの江上敬子ははまり役でした。思わず笑っちゃいました。
昨年のベスト5の記事などを見ても、どうやら歴史や政治物、それに音楽に関する映画が好きなようです。
時間の都合で見逃してしまった映画も多々ありました。
キネ旬シアターのこれからの予定を見てみると
『ダンケルク』(1964年版)
『哀しみのトリスターナ』
『昼顔』
『太陽がいっぱい』
『太陽はひとりぼっち』
『エヴァの匂い』
『突然炎のごとく』
等、なぜか懐かしい映画が目白押しです。【華麗なるフランス映画特集】だそうです。学生時代が思い出されます。
ルイス・ブニュエルやミケランジェロ・アントニオーニ、ジョセフ・ロージー、フランソワ・トリフォー監督の作品をまた劇場で観られるなんて思いませんでした。
また、アラン・ドロンやジャン・ポール・ベルモンド、カトリーヌ・ドヌーブ、ジャンヌ・モロー、モニカ・ビッティ達とスクリーンで逢える日を楽しみにしています。
キネマ旬報シアター様に感謝です。
それでは今日はこの辺で。