今日の「聴き比べ」は『ホンキー・トンク・ウィメン(Honky Tonk Women)』です。
言わずと知れたローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)の名曲です。
1969年にシングル・リリースされ全米・全英ともに1位を獲得する大ヒットになりました。
アルバムにはベスト盤の『スルー・ザ・パスト・ダークリー(ビッグ・ヒッツ Vol.2)(Through The Past, Darkly (Big Hits Vol. 2))』に収録されました。ミック・テイラー加入後初のシングルでした。
Honky Tonk Women
by Mick Jagger & Keith Richards
I met a gin-soaked barroom queen in Memphis
She tried to take me upstairs for a ride
She had to heave me right across her shoulder
Cause I just can't seem to drink it off my mind
It's the honky tonk women
Gimme, gimme, gimme the honky tonk blues
I laid a divorcee in New York City
I had to put up some kind of a fight
The lady then she covered me with roses
She blew my nose and then she blew my mind
It's the honky tonk women
Gimme, gimme, gimme the honky tonk blues
Strollin' on the boulevards of Paris
Naked as the day that I will die
The sailors, they're so charming there in Paris
But I just don't seem to sail you off my mind
It's the honky tonk women
Gimme, gimme, gimme the honky tonk blues
Honky Tonk Woman/Rolling Stones
アルバム『レット・イット・ブリード(Let It Bleed)』にはカントリー風にアレンジした『カントリー・ホンク(Country Honk)』が収録されました。
そしてこの曲は多くの人にカバーされました。
まずはジョー・コッカー(Joe Ccker)です。『マッド・ドッグス & イングリッシュメン(Mad Dogs & English Men)』のライヴ盤で取り上げました。オープニング・ナンバーです。
JoeCocker Honky tonky women(live-from Mad dogs and englishmen)
1971年にはかつてのロックンロールからカントリーに転向したリック・ネルソン(Rick Nelson)です。「ハロー・メリー・ル―」でおなじみです。彼の1971年のアルバム『Rudy the Fifth』の中でカバーしました。
1973年にはハンブル・パイ(Humble Pie)がやってくれました。ライブアルバム『Eat It』の中でカバーしました。スティーヴ・マリオットの絶叫が聴けます。
そしてグラム・パーソンズ(Gram Parsons)です。ストーンズと親交の深かったグラムは先日取り上げた『ワイルド・ホース』以外にもこの曲をカバーしました。ただし、これは彼の死後、1976年に発表された未発表曲集『スリープレス・ナイツ(Sleepless Nights)』に収められたものです。フライング・バリット・ブラザース在籍時の録音です。独特のアレンジが聴きものです。
Gram Parsons - Honky Tonk Women
日本では以前にも紹介した松田優作がライブアルバム『HARDEST NIGHT LIVE』でカバーしました。残念ながら映像がありません。
以上、私の気に入っているバージョンを並べましたが、この他にもたくさんカバーされています。ロックの名曲の一です。
それでは今日はこの辺で。