今日の「この人の、この1枚」は引き続きスティーヴ・ミラー(Steve Miller)です。8作目『ジョーカー(The Joker)』です。
前作から3人のメンバーが残り1973年にリリースされました。
Side A
2.Mary Lou
3.Shu Ba Da Du Ma Ma Ma Ma
4.Your Cash Ain't Nothin' but Trash
Side B
1.The Joker
2.The Lovin' Cup
3.Come On in My Kitchen (Live at the Tower Theater, Philadelphia)
4.Evil (Live at the Aquarius Theatre, Boston, Massachusetts)
5Something to Believe In
メンバーは
スティーヴ・ミラー(Steve Miller ,g, vo)
ジェラルド・トンプソン(Gerald Johnson ,b)
ディック・トンプソン(Dick Thompson ,key)
ジョン・キング(John King ,ds)
です。
アディショナル・ミュージシャンとして
ロニー・ターナー(Lonnie Turner – bass guitar on B4)
スヌーキー・ピート・クライナウ("Sneaky" Pete Kleinow ,pedal steel guitar on B5)
が参加しています。
プロデュースはスティーヴ・ミラーです。
A2はオビー・ジェシーの曲で、ロニー・ホーキンスもカバーしました。
A4はチャールズ・カルホーンの曲。
B3はライヴでロバート・ジョンソンの曲。多くの人がカバーしています。
B4はライヴ・レコーディング。
なにやら不気味なジャケットにお似合いなタイトル曲が大ヒットしました。
このアルバムはスティーヴ・ミラーの転機となったアルバムです。これまでの摩訶不思議な世界からストレートなポップ色の強いロックやブルースを演奏しています。
このアルバムはビルボードで2位、キャッシュボックスで1位を記録しました。シングルは4曲です。「The Joker」「Your Cash Ain't Nothin' but Trash」「Shu Ba Da Du Ma Ma Ma Ma」「Evi」です。中でも「ジョーカー」は全米ナンバー1に輝きました。アルバムはゴールドディスクに認定されました。
私は特にライヴの2曲のブルースはお気に入りです。
このアルバムは明らかにその後の一連のヒットアルバムに繋がる基となったアルバムです。それは次回ということで。
Steve Miller Band - Come On In My Kitchen
Steve Miller Band - The Joker (Official Video)
それでは今日はこの辺で。