今日の「この人の、この1枚」は引き続きスティーヴ・ミラー(Steve miller)です。6枚目のアルバムとなる『ロック・ラヴ(Rock Love)』です。
1971年、スティーヴ・ミラーは交通事故で首を骨折しました。そしてしばらくの休養の後、変則的なアルバム『ロック・ラヴ(Rock Love)』を発表しました。片面がライヴで片面がスタジオ・レコーディングです。
メンバーはティム・デイヴィスも去ってオリジナルメンバーは誰もいなくなりました。新しく加入したのはロス・ヴァロリー(Ross Valory ,b)とジャック・キング(Jack King ,ds)です。但し、ライヴ面には前作までメンバーだったボビー・ウィンクルマン(Bobby Winkelman ,g,vo)が参加しています。
Side A
1.The Gangster Is Back
2.Blues Without Blame
3.Love Shock
Side B
1.Let Me Serve You
2.Rock Love
3.Harbor Lights
4.Deliverance
メンバーは
スティーヴ・ミラー(Steve Miller ,g, vo)
ロス・ヴァロリー(Ross Valory ,b)
ジャック・キング(Jack King ,ds)
B2,B3にはボビー・ウィンクルマン(Bobby Winkelman ,g,vo)
B2にはデヴィッド・デニー(David Denny,g)がそれぞれ参加しています。デヴィッド・デニーは後にバンドのメンバーになります。
プロデュースはスティーヴ・ミラーです。
全曲スティーヴ・ミラー作です。
A面のライヴはA1とA2がハリウッド・ボウルでのライヴ・レコーディング、A3はパサデナでのライヴ・レコーディングです。
A2はスローブルース。
A3は12分にも及ぶ白熱のライヴ。
このアルバムはビルボードの82位とこれまでのアルバムと比較すると精彩を欠きました。個人的には好きなアルバムです。特にA面のライヴはそれまでライヴ・アルバムが無かったので初めてスティーヴ・ミラーのステージ風景を観られた気がして満足でした。
翌年に再びメンバーを入れ替えてアルバムをリリースします。それは次回ということで。
Steve Miller - Blues Without Blame - Audio
Steve Miller Band - Harbor Lights
それでは今日はこの辺で。