今日の「この人の、この1枚」は引き続きエルヴィン・ビショップ(Elvin Bishop)です。彼のセカンド・アルバム『Feel It !』です。
前作から約1年、エルヴィン・ビショップは新たに女性ヴォーカリスト、ジョー・ベイカー(Jo Baker)を加入させ、全面的にヴォーカルを任せました。そしてセカンド・アルバム『Feel It !』をリリースします。
Side A
1.Don't Fight It
2.I Just Can't Go On
3.So Good
4.Crazy 'Bout You Baby
5.So Fine
Side B
1.Party Till The Cows Home
2.Hogbottom
3.Be With Me
4.As The Years Go Passing By
メンバーは
エルヴィン・ビショップ(Elvin Bishop,g)
キップ・マークライン(Kip Maercklein,b)
ジョン・チャンバース(John Chambers,ds)
スティーヴ・ミラー(Steve Miller ,org,p)
に変わりました。
他にサンタナからチェピート・アリアスとマイケル・カラベロがコンガとティンバレスが、さらにポインターシスターズが特別参加しています。
プロデュースはデヴィッド・ロビンソン(David Rubinson)です。
A1はスティーヴ・クロッパーとウィルソン・ピケット。
A2はジョー・ベイカーの曲。
A3はビショップとミラー。
A4はサニー・ボーイ・ウィリアムソンのブルース。
A5はジョニー・オーティスの曲。『フィルモア最后の日』のサントラ盤でも歌っていました。
B1~B3はビショップとミラー。
B4はDeadric Malone。ブルースのスタンダード・ナンバー。多くの人がカバーしています。「聴き比べ」シリーズでも取り上げました。
ブルースらしきものはほんのわずか。完全にソウル・バンドになりました。ちょっと意外でした。ジョー・ベイカーを採用した目的はこれだったのでしょう。個人的にはファーストがより気に入っていたのですが。
ちなみに、このセカンドも当時は日本未発売だったと思います。
この後、フィルモア・レコードからEPICに移し、サードアルバムをリリースします。それは次回ということで。
THE ELVIN BISHOP GROUP - I Just Can't Go On
The Elvin Bishop Group - Crazy 'Bout You Baby
それでは今日はこの辺で。