今日の「聴き比べ」は石原裕次郎の『赤いハンカチ』です。
以前のブログで映画『赤いハンカチ』を「日活アクションの最高傑作だ」と書きましたが、その主題歌もまた石原裕さんの最高傑作です。
1964年に公開されたこの映画は何回観たかわからないほどです。最初に観たのはリアルタイムではなく再上映だった思います。浅丘ルリ子さんの初々しさが眩しいです。
赤いハンカチ
作詞:萩原四朗
作曲:上原賢六
アカシヤの 花の下で
あの娘が窃っと 瞼を拭いた
赤いハンカチよ
怨みに濡れた 目がしらに
それでも泪は こぼれて落ちた
北国の 春も逝く日
俺たちだけが しょんぼり見てた
遠い浮雲よ
死ぬ気になれば ふたりとも
霞の彼方に 行かれたものを
アカシヤの 花も散って
あの娘はどこか 俤匂う
赤いハンカチよ
背広の胸に この俺の
こころに遺るよ 切ない影が
ちあきなおみさんが例によってカバーしています。
それでは今日はこの辺で。