昨日、大変残念なニュースがありました。歌手で俳優の西郷輝彦さんが前立腺がんの再発で亡くなりました。75歳でした。
橋幸夫さん、舟木一夫さんと並んで御三家と称されました。『君だけを』や『星のフラメンコ』等々数多くのヒット曲を飛ばすと共に俳優としても日活青春ドラマや時代劇など多くの作品に登場しました。私にも思いでの映画がたくさんありました。私生活では辺見マリさんとの結婚も話題になりました。
私達の子供時代の英雄でもありました。あまりに早い旅立ちにショックを受けています。
心よりご冥福をお祈りします。合掌。
さて、今日の「この人の、この1枚」はジ・エイシズ(The Aces)の『The Aces』です。
このアルバムは1971年に録音されたもので『 Kings Of Chicago Blues Vol. 1 The Aces』とのタイトルで発売されたものを、1974年の日本での『第1回ブルース・フェスティバル』に先日書いた、ロバート・ジュニア・ロックウッドと共にジ・エイシズが来日することになり、その記念盤としてジャケットも変えて発売されたものです。中身は同じです。彼らの最初のアルバムです。
メンバーは
Bass - Dave Meyers
Drums - Fred Below
Guitar,Vocals, Harmonica - Louis Meyers
デイブとルイスは兄弟です。
もともと兄弟で活動していたところにハーモニカ奏者のジュニア・ウェルズ(Junior Wells)が加わり、スリー・エーシズと名乗り、さらにドラムのフレッドが加わって4人、つまりフォー・エーシズとなりました。1951年頃でした。
1952年にリトル・ウォルターがマディ・ウォーターズのバンドを辞め、独立するのを手伝ったのが彼らでした。ウォルターの後任にはジュニア・ウェルズが加入しました。
2年後、ルイス・マイヤーズはバンドを離れます。残ったメンバーはそのままリトル・ウォルターのバックを務めました。ルイスはオーティス・ラッシュのバンドで活動していました。その後、60年代前半はあまり売れませんでしたが、後半になるとシカゴ・ブルース・ブームに乗って彼らの活動範囲も広がり、バンドを再結成しました。
そして、1971年にスイスのプロデューサー、ウィリー・レイザーによりこのアルバムがレコーディングされました。
A1 The Aces Shuffle
A2 That's Allright
A3 Baby Please Don't Go
A4 Money Marbles And Chalk
A5 You Are So Fine
A6 You Upset Me Baby
B1 Dust My Broom
B2 I'll Take Three
B3 Blues With A Feeling
B4 It's All Your Fault
B5 L M Blues
メンバーは
Bass - Dave Meyers
Drums - Fred Below
Guitar,Vocals, Harmonica - Louis Meyers
ゲストは
Guitar - Eddie Taylor(second), Sammy Lawhorn(tracks: A1 to A3, B1 to B5)
プロデュースはWilly Leiser と The Acesです。
The Aces - The Aces Shuffle - Louis Myers - Dave Myers
Baby Please Don't Go - The Aces
それでは今日はこの辺で。