今日の「この人の、この1枚」はバディ・ホリー(Buddy Holly)の『Legend』です。
バディ・ホリーが生きていたらロックの歴史は大きく変わったろう、とまで言わせた男ですが、メジャーでの活動期間は僅かに4年足らずでした。その間、オリジナルアルバムは3枚、シングル25枚のリリースでした。死後のコンピレーション・アルバムは数えきれません。
バディが飛行機事故で散ったのは1959年2月3日、22歳でした。1953年ごろに友人のボブ・モンゴメリーとバディ&ボブのコンビでラジオ局に売り込みをかけていました。そんな彼らがエルヴィス・プレスリーの前座を務める機会を得たのです。その時、バディはエルヴィスの音楽を聴きショックを受けました。以降、バディはロックンロールに夢中になりました。
その後、1956年にデッカ・レコードと契約。数曲をレコーディングするも評判は悪く、1年で契約終了となりました。翌年、コーラル・レコードと契約し、デッカで録音した「ザットル・ビー・ザ・デイ」をレコード化することになったのですが、デッカとの契約上、名前を変える必要に迫られました。そこでグループ名「クリケッツ(The Crikets)」が生まれたのです。そして見事この曲が全米1位になったのです。続けて出された「ペギー・スー」も全米2位になる大ヒットでした。
私がバディ・ホリーの名前を知ったのは当然ロックを聴き始めてしばらく経ってからでした。当時はオリジナルアルバムなど見つかるはずもなく、あったとしても高くて手が出ませんでした。ところがコンピレーション・アルバムは腐るほど出ていました。その中から選んだ1枚が今日の『Legend』です。2枚組のレコードで33曲収録です。主だったところはほぼ押さえてあります。
Legend
Side A
1.That'll Be The Day
2.I'm Looking For Someone To Love
3.Not Fade Away
4.Oh Boy
5.Maybe Baby
6.Tell Me How
7.Think It Over
8.It's So Easy
Side B
1.Peggy Sue
2.Words Of Love
3.Everyday
4.I'm Gonna Love You Too
5.Listen To Me
6.Rave On
7.Well...All Right
8.Heartbeat
9.Early In The Morning
Side C
1.Rock Around With Ollie Vee
2.Midnight Shift
3.Love's Made A Fool Of You
4.Wishing
5.Reminiscing
6.Baby I Don't Care
7.Brown Eyed Handsome Man
8.Bo Diddley
Side D
1.It Doesn't Matter Anymore
2.Moondreams
3.True Love Ways
4.Raining In My Heart
5.Learning The Game
6.What To Do
7.Peggy Sue Got Married
8.Love Is Strange
オリジナルの復刻版としては2枚目の『Buddy Holly』が気に入っています。
それでは今日はこの辺で。