Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

サザンロック

ロウエル・ジョージと『リトル・フィート(Little Feat)/デキシ―・チキン(Dexie Chicken)』

ロサンゼルス出身のロウエル・ジョージが作ったバンド『リトル・フィート(Little Feat)』です。L.A出身ですが『リトル・フィート』の作り出す音楽はサザンロックに近いです。それは後から触れるメンバー構成にも多分に影響されています。 ロウエル・ジョージ…

『Delaney & Bonnie & Friends On Tour With Eric Clapton』 4CD 購入

昨年の暮れ頃に紹介したデラニー&ボニーについて新たにCDを購入したので紹介します。 lynyrdburitto.hatenablog.com デラニー&ボニーの『Delaney & bonnie & Friends On Tour With Eric Clapton』が発売されたのが1970年で、1969年のデラニー&ボ…

この人の、この1枚 『ドクター・ジョン(Dr.John)/ガンボ(Gumbo)』

ニューオリンズ・ミュージックを世界に知らしめた男、ドクター・ジョンことマック・レベナック(Mac Rebennack)が1972年に発表したアルバムが『Gumbo』です。 彼の経歴は古く、1950年代からギタリストとして活躍していましたが、指を怪我してピアニス…

『ガヴァメント・ミュール(Gov't Mule)』の新譜入手

遅ればせながらガヴァメント・ミュールの新譜を入手しました。昨年の6月リリースですからもはや新譜とは言えないかもしれませんね。 ガヴァメント・ミュールは新譜が出れば必ず買うと決めているアーティストの一つです。それなのにこんなに遅れてしまって困…

この人の、この1枚 『ダグ・サム(Doug Sahm)/ダグ・サム&バンド(Doug Sahm & Band)』

ダグ・サムと言えばテックス・メックスの第1人者で知られていますが、アメリカン・ルーツ・ミュージックにも精通しており、カントリー、ブルース、R&B、ロックンロールなど幅広い音楽を取り上げています。 バンド活動も『Sir Douglas Quintet』、『Doug …

この人の、この1枚 『デラニ―&ボニー(Delaney & Bonnie)/オリジナル・デラニ―&ボニー(Accept No Substitute )』

アメリカ南部音楽の発展に大きく寄与したデラニ―・ブラムレットとボニー・ブラムレット夫妻のデュオ・グループ、デラニー&ボニ-(通称デラボニ)。 デラニーはロスアンゼルスでバンド活動、ボニーはアイク&ティナ・ターナーのバックヴォーカルグループな…

この人の、この1枚 『ジェシ・エド・デイヴィス(Jesse Ed Davis)/ジェシ・デイヴィスの世界(Jesse Davis !)』

1970年頃、クラプトンがデラニ―&ボニーのツアーへ参加したり、デレク&ドミノスを結成したり、またジョー・コッカーとレオン・ラッセルの活躍などなどでアメリカ南部の音楽が俄然注目を浴び、スワンプミュージックなどと呼ばれるようになってきました。…

この人の、この1枚 『チャーリー・ダニエルズ・バンド(Charlie Daniels Band)/ウェイ・ダウン・ヨンダ―(Way Down Yonder)』

一概にサザンロックと言ってもその地域は多岐に亘っています。オールマン・ブラザースはジョージア、レーナード・スキナードはアラバマ、そしてこのチャーリー・ダニエルズ・バンドはテネシーはナッシュビルという具合になっていて、それぞれが自分の故郷が…

この人の、この1枚 『カウボーイ(ボイヤー&タルトン)/Cowboy(Boyer & Talton)』

今日紹介しようと思っているのが、「カウボーイ」なのですが、40年も前にいなくなった、それも当時も大した人気でもなかったバンドのCDなどあるわけないよな、と無駄だとは思いながら、Amazonで検索したら、なんと当時(1970年の半ば頃)は外国盤でも…

この人の、この1枚 『アトランタ・リズム・セクション(Atlanta Rhythm Section)/アー・ユー・レディー!(Are You Ready!)』

アトランタ・リズム・セクション(以下、A.R.S)の通算9枚目のアルバムはライブ2枚組(レコード)です。待ちに待ったライヴで、ベスト盤的な意味合いもありました。 A.R.Sは南部ジョージア州の出身。このライブ時のメンバーは バリー・ベイリー(Barry Baile…

この人の、この1枚 『アメイジング・リズム・エイセス(The Amazing Rhythm Aces)/スタックド・デック(Stacked Deck)』

アメイジング・リズム・エイセス(以下、A.R.A)といっても憶えておられる方は少ないかもしれません。1990年代に再結成し2000年代まで活動していたのでご存じの方もおられるかもしれません。 1970年ごろに結成されたアメリカ・テネシー州のローカ…

『Frogwings』 たった1枚のジャムバンド

今日は『Frogwings』の1枚だけ発売されたアルバムを紹介します。タイトルは「Croakin At Toad's」です。2000年の発売になります。 このバンドのメンバーは以下の通りです。 Kofi Burbridge keybord & flute(Aquarium Rescue Unit 、デレク・トラックス…

『ヒル・カントリー・レビュー(Hill Country Revue)』を聴く

またまた衝動買いで凄いバンドを発見しました。『Make A Move/Hill Country Revue』です。 ジャケット裏にも何のクレジットの記載がなかったので、ほぼジャケ買いです。2009年のリリースです。 帰って、ライナーノーツを読んで(あまりよくわかりません…

レオン・ラッセル(Leon Russell)とマーク・ベノ(Marc Benno)

今日は昨年暮れに亡くなったレオン・ラッセルと以前レオンとデュオを組んでいたマーク・ベノについて書いてみたいと思います。 レオン・ラッセル(Leon Russell) レオン・ラッセルは1942年生まれで、10代の頃からキーボードプレイヤーとして活躍し、1…

サザン・ロックの台頭 1970年代 ② レ―ナード・スキナード

レーナード・スキナード(Lynyrd Skynyrd) 登場! サザンロックの2回目、当然ながらレーナード・スキナード(以下、レーナード)でしょう。 レーナードは60年代中ごろから既に別のグループ名で活動していましたが、1970年にグループ名をレーナード・ス…

サザン・ロックの台頭 1970年代 ① オールマン・ブラザーズ・バンド

デュアンのいたオールマン・ブラザーズ・バンド 今日は「サザンロックの台頭」ということで、1970年前後からスタートしてみたいと思います。 サザンロックという言葉はおそらくオールマン・ブラザーズ・バンド(以後、ABB)の出現からではないでしょうか…

グレッグ・オールマン(Gregg Allman)、逝く

今朝、ショッキングなニュースが入ってきました。グレッグ・オールマンが27日亡くなりました。69歳でした。また一人偉大なるミュージシャンがこの世を去りました。 グレッグはご存じのとおり、デュアン・オールマン(Duane Allman)の弟でオールマン・ブラ…