今日の「聴き比べ」はジャックスの『時計を止めて』です。
ジャックスはこれまでにも何度か取り上げていますが、日本の伝説的なロック・バンドです。結成は1965年で、レコードデビューははっぴいえんどよりも早い1968年で、ちょうどアングラ・フォークのブームと重なり合った時期でした。前衛的でサイケデリックなサウンドで当時はほとんど人気がありませんでしたが、後に日本のロックの草分けと再評価されました。
この曲は1968年に彼らがリリースした2枚目のシングル『マリアンヌ』のB面になった曲です。アルバムは同年の『ジャックスの世界』に収録されました。曲はメンバーの一人、水橋春夫によるものです。ジャックスの中でも異色の曲です。彼はアルバムリリース後に脱退、プロデューサーに転向しました。この翌年、バンドは解散します。早川義夫を中心に木田高介やつのだひろも在籍した、まさに伝説のバンドでした。
時計をとめて
作詞:水橋 春夫
作曲:水橋 春夫
二人が見つけたこの恋を
離したくないいつまでも
時計をとめて二人の為に
素敵な恋の中で
時計をとめて見つめていたい
瞳にうつる愛を
素敵な夢を二人がほしい
虹とかけるその日まで
時計をとめて二人の為に
素敵な恋の中でそおっと
素敵な夢を二人がほしい
虹とかけるその日まで
時計をとめて二人の為に
素敵な恋の中でそおっと
ルルル・・・
カルメン・マキがカバーしました。映画「探偵はBARにいる」で使われたようです。
時計をとめて~カルメン・マキ~ Movie 時計をとめて二人の為に素敵な恋の中で
そして草間ルミです。1970年にシングルでリリースしました。その後は見かけません。
それでは今日はこの辺で。