Flying Skynyrdのブログ

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この人の、この1枚『オールマン・ブラザーズ・バンド(The Allman Brothes Band)/Live at Ludlow Garage,1970』

今日の「この人の、この1枚」はオールマン・ブラザーズ・バンド(The Allman Brothes Band)『Live at Ludlow Garage』です。

 

CDの売上げがレコードを抜いたのはいつだったかを調べたら面白いことがわかりました。

CDが世に出たのは1983年でした。この時のシェアは0.5%でした。そして驚くのはカセットが47.8%、LP・EPが44.%とカセットの方がLPよりもシェアが高かったのです。ちっとも知りませんでした。ちなみにカセットがLPを上回ったのもこの年でした。私はほとんどカセットは買いませんでした。録音専用です。

そしてCDがカセットを抜いたのが1991年でした。約30年前です。ちなみにこの時のLP・EPのシェアは僅かに0.4%です。

2010年にはCDが約50%、ダウンロードなどの音楽配信が約33%となっています。今はもっとその差は詰まっているのか、逆転してるのかはわかりませんが、音楽産業そのものの落ち込みが酷いのでCDの売上げは全盛期の半分以下となっています。

 

話が横道にそれました。私がレコードを諦めてCDを買うようになったのが、確か1985~6年頃だったのではないかと記憶しています。しぶとくレコードで頑張っていたのですが、好きなアーティストの新譜がレコードで発売されなくなってきたので、止む無くCDプレーヤーを購入した次第です。今でもレコードの方に愛着があります。

 

CDが出始めると、アーティストの未発表音源なるものが数多く出るようになりました。これはある意味嬉しいことなのですが、その数たるやかなりなものでした。特に60年代から70年代のアーティストの未発表音源、未発表ライブなどオリジナル盤にボーナストラックという言い方で追加して発売したのです。それもリマスターという名のもとに。

ファンとしては未発表なる言葉には弱く、次々と買いまくりました。しかし、これはきりがありません。同じオリジナル・アルバムに手を変え品を変え、追加して発売されます。しかし、悲しいサガです。買ってしまいます。

 

キンクス、バーズ、ストーンズ、フー、ドアーズ、デッド、ジェファーソン、クイックシルバー、ロリー、トラフィック、バンド、ディラン、ビートルズプレスリー、クラプトン、フェアポート、FBB、ジミヘン、レーナード、ニール・ヤング、プロコル、数え上げたらきりがありません。

 

そんな中の一つのバンドにオールマン・ブラザーズ・バンド(The Allman Brothes Band)がありました。CD時代になって彼らの未発表ライヴが出るわ出るわ、グレイトフル・デッドほどではないとしても、次から次へと発売されました。名盤の『フィルモア・イースト・ライヴ』など何種類出たかわかりません。

オールマンズについてはもう何度も書いていますので詳細は省きます。

lynyrdburitto.hatenablog.com

今日取り上げたのがCD時代になって最初のころに出た未発表音源だったのではなかったかと思います。あのフィルモア・イースト・ライヴ』の前年のライブです。CD2枚組でした。タイトルは『Live at Ludlow Garage』です。

 

Disc One

1.Dreams

2.Statesboro Blues

3.Trouble No More

4.Dimples

5.Every Hungry Woman

6.I'm Gonna Move to the Outskirts of Town

7.Hoochie Coochie Man

 

Disc Two

1.Mountain Jam

 

メンバーは

グレッグ・オールマン(Gregg Allman - vocals, organ)

デュアン・オールマン(Duane Allman - guitar, slide guitar, vocals on 4)

ディッキー・ベッツ(Dickey Betts - guitar)

ベリー・オークリー(Berry Oakley - bass, vocals on 7)

ブッチ・とラックス(Butch Trucks - drums, percussion)

J.Jジョンソン(Jai Johanny Johanson - drums, percussion)

 

録音は1970年4月11日、会場はシンシナティのLudlow Garageです。

 

もう、お馴染みの曲ばかりです。1970年と言えば彼らがまだ爆発的な人気を得る前でした。ファースト・アルバム『The Allman Brothes Band』がリリースされた翌年で、セカンド・アルバムのIdlewild South』がリリースされる前でした。これらのアルバムもご多分に漏れずボーナストラック付きで発売されています。

この翌年、あの『At Fillmore Eastで人気に火が付きました。このアルバムなどはとうとう6枚組まで出ました。

 

このライヴは若干音質は劣りますが、彼らの人気が出る前の貴重なライヴ音源です。44分の「マウンテン・ジャム」は凄い。

 

この後も次から次へとデュアン・オールマン在籍時の音源や、その後のライヴ音源も発売されました。アマゾンで輸入盤を次々購入しました。機会があったらまたそれらを紹介したいと思います。

  


The Allman Brothers - Statesboro Blues (Ludlow Garage)


The Allman Brothers Band - Trouble No More (Live at Ludlow Garage 1970)


Every Hungry Woman (Live At Ludlow Garage/1970)


Hoochie Coochie Man (Live At Ludlow Garage/1970)

 

それでは今日はこの辺で。