今日の「懐かしのヘヴィメタ・シリーズ(懐メタ)」はキングダム・カム(Kingdom Come)です。
1987年、ドイツ・ハンブルク出身のヴォーカリスト、レニー・ウルフ(Lenny Wolf,vo)が中心となって結成したバンドです。
レニーは元はアメリカのバンド、ストーン・フューリー (Stone Fury)のメンバーでしたが、ダニー・スタッグ (Danny Stag.g)、リック・ステイアー (Rick Steier,g)、ジェイムス・コタック (James Kottak,ds)、ジョニー・B・フランク (Johnny B. Frank,b)を集めてキングダム・カムを結成しました。
アメリカとヨーロッパの混成バンドです。
バンドは敏腕プロデューサーのボブ・ロックを紹介され、早速彼のプロデュースの下レコーディングが開始されました。そして1988年、ファーストアルバム『Kingdom Come』がリリースされたのです。
- アーティスト: Kingdom Come
- 出版社/メーカー: Lemon Records UK
- 発売日: 2004/06/08
- メディア: CD
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Side A
1.Living Out of Touch
2.Pushin' Hard
3.What Love Can Be
4.17
5.The Shuffle
Side B
1.Get It On
2.Now Forever After
3.Hideaway
4.Loving You
5.Shout It Out
プロデュースはボブ・ロック(Bob Rock)とレニー・ウルフです。
全米でいきなり12位を記録する大ヒットアルバムとなりました。
レッド・ツェッペリン を彷彿とさせるハードロックで、絶品バラードなども織り交ぜた傑作でした。実際ツェッペリンのクローンバンドとまで言われました。しかし、あまりに似ているということで批判が出るようになってしまいました。
翌年、セカンドアルバム『In Your Face』をリリースします。
プロデュースはキース・オルセン(Keith Olsen)に替わりました。彼はフリートウッド・マックやグレイトフル・デッドなどで有名です。
アルバムは前作同様、素晴らしいハードロックです。ビルボードでも49位を記録しました。しかし、前作での批判が影響したのかセールス的には前作ほど伸びませんでした。
そしていきなり解散が告げられたのです。
この後は、レニー・ウルフが一人でキングダム・カムを名乗り続けていくことになりました。その間数多くのアルバムを残しました。
現在はレニー・ウルフを除くオリジナルメンバーが集まって活動しているようです。
それでは今日はこの辺で。