以前、『フェア・ウォーニング(Fair Warning)の子供たち』という記事を書いたことがあります。
ラスト・オータムズ・ドリーム(Last Autumn's Dream,LAD)もその子供たちの一人ですが、そこのヴォーカリスト、ミカエル・アーランドソン(Mikael Erlandsson)がLADとは別プロジェクトで作っているバンドがいくつかあります。ミカエル・アーランドソンと言えばLADに参加する前にソロアルバムを4枚もリリースしていた人気ヴォーカリストです。そのハスキーヴォイスは北欧でも指折りの名ヴォーカリストです。
その彼が2009年にマーティン・クロンルンド(Martin Kronlund)と立ち上げたプロジェクトがサルート(Salute)です。マーティンはジプシー・ローズ(Gypsy Rose)のリーダーでLADのレコーディングにも参加している関係でミカエルと知り合いました。ドラムにはやはりジプシー・ローズからイムレ・ダウン(Imre Daun)が参加しました。
LADをよりハードロック寄りにした感じです。アーランドソンのヴォーカルはここでも光ります。
01.Lost In A Dream
02.Cheated
03.Running Away With You
04.I Am Your Prisoner
05.I Really Want You In My Life
06.Toy Soldier
07.Steel Desire
08.Be A Star
09.Dynamite
10.Yesterday Always Been Gone
11.It's My Time
12.lFollow The Sun
メンバーは
Drums – Imre Daun
Guitar, Bass – Martin Kronlund
Vocals, Keyboards – Mikael Erlandsson
アディショナル・ミュージシャン
Organ – Dan Helgesen
プロデュースはMartin Kronlundです。
翌年、2010年にセカンド・アルバム『Heart Of The Machine』をリリースします。
01.Higher
02A Falling Star
03.Feed Your Hunger
04.I Will Be There
05.Tearing Me Down
06.Heart Of The Machine
07.The Long Haul
08.Shadows
09.Train Of Rock N Roll
10.My Part In This Pain
11.Your Servant Tonight
メンバー、プロデュースは同じです。
2012年にはやはりマーティン・クロンルンドとLover Under Coverというプロジェクトを立ち上げます。
そのファースト・アルバムが2012年リリースの『Set The Night On Fire』です。
01.My Best Friend
02.Angels Will Cry
03.To Good To Be True
04.Hero
05.Flash In The Night
06.Set The Night On Fire
07.Who Needs Love
08.Crazy For You
09.Standing In Line
10.Through The Storm
11.A Nice Day
メンバーは
Bass, Guitar, Keyboards, Organ, Vocals – Mikael Carlsson
Drums – Perra Johansson
Guitar – Martin Kronlund
Vocals, Keyboards, Organ – Mikael Erlandsson
ゲスト・プレイヤーは
Keyboards – Ged Rylands
Guitar – Tor Erik Myhre
Guitar – Michael Larsson
Vocal – Katarina Häger
プロデュースはMartin Kronlundです。
LADよりハード・ロック色が強いですが、基本はメロディ重視でLAD路線です。
この後、2014年には『Into The Night』をリリースします。こちらも前作を踏襲しています。とにかくミカエル・アーランドソンの泣きのヴォーカルがたまりません。
01.A Fight
02.Into The Shadows
03.Miracle
04.Toy Soldiers
05.Crushing Stones
06.Life Is Easy
07.Playboy No.7
08.The Game Is On
09.Fantasy Man
10.Closer To The Truth
11.No Place Like Home
メンバー、プロデュースは同じです。
いずれのバンド、アルバムもLADと基本路線は変わりませんが、よりポップでハードでメロハーファンにはたまらないでしょう。すばらしい孫たちです。
ミカエル・アーランドソンは2019年に新たなプロジェクト『Autumn's Child』を立ち上げたようです。孫づくりに頑張ってるようです。
彼のソロ・アルバムもこれまた哀愁漂うポップアルバムで一聴に値します。
Salute- Toy Soldier - Dynamite
Lover Under Cover - Standing In Line
それでは今日はこの辺で。