今日の「この人の、この1枚」はパーシー・スレッジ(Percy Sledge)の『男が女を愛する時(When A Man Loves A Woman)』です。
このタイトル曲の大ヒットで知られるパーシー・スレッジは1941年、アラバマ州レイトンの生まれです。ハスキーな声でバラードを得意としたシンガーでした。
20歳のころにアラバマ州で活躍していたバンド、ジ・エクスワイヤーズ・コンボに参加しました。この時期に、メンフィスでR&BのDJをしていたクイン・アイヴィー(Quin Ivy)にスカウトされソロ・シンガーとして独立したのです。
クイン・アイビーはスタジオも所有しており、ここでパーシーのデビュー曲を録音しました。その曲というのがあの「男が女を愛する時(When A Man Loves A Woman)」だったのです。これが大ヒット、ビルボードのポップとR&B部門の両方で1位を獲得したのです。1966年のことでした。
その年に同名タイトルのアルバムをリリースしました。このアルバムもビルボードのR&B部門で2位、総合で37位になりました。日本発売は1972年でした。
その後も60年代にはヒットを飛ばしましたが、70年代になると低迷しました。しかし、そんな彼を救ったのがやはり「男が女を愛する時」だったのです。1987年にイギリスでこの曲が再びヒットし、全英で2位になりました。また映画でも何度か主題歌として使用されました。また数多くのミュージシャンにカバーされました。
2014年に肝臓がんで亡くなりました。73歳でした。
When A Man Loves A Woman
Side A
1.When A Man Loves A Woman
2.My Adorable One
3.Put A Little Lovin' On Me
4.Love Me All The Way
5.When She Touches Me (Nothing Else Matters)
6.You're Pouring Water On A Drowning Man
Side B
1.Thief In The Night
2.You Fooled Me
3.Love Makes The World Go Round
4.Success
5.Love Me Like You Mean It
「男が女を愛する時」の作者はカルヴィン・ルイスとアンドリュー・ライトです。
それでは今日はこの辺で。