今日の「この人の、この1枚」はソロモン・バーク(Solomon Burke)の『ベスト・オブ(The Best of Solomon Burke)』です。
1960年代のソウル・シンガーの第一人者、ソロモン・バークです。
1940年、ペンシルベニア州フィラデルフィアの生まれです。但し、この生年月日については諸説あります。
6歳の時に教会で歌い始め、9歳の時には説教師としてゴスペルを歌い、12歳の時には牧師として自分の教会を持ったといいます。
1955年には早くもアポロ・レコードからデビューしています。シングル9枚とアルバム1枚を出しています。
1960年にはアトランティックと契約、翌年のシングル「Just Out Of Reach」がヒット、1965年の「Got To Get You Off My Mind」はビルボードR&B部門の1位を獲得しました。その他、ストーンズがカバーした「Everybody Needs Somebody To Love」などもヒットしました。1969年にはクリーデンス・クリアーウォーター・リヴァイヴァルがヒットさせた「Proud Mary」をカバーしました。
しかし、その後はヒット曲に恵まれませんでした。しかし、ロック・ミュージシャンからは絶大なる人気を誇っていました。2002年に発表したアルバム『Don't Give Up on Me』ではジョー・ヘンリーがプロデュースしボブ・ディラン、ヴァン・モリソン、トム・ウェイツ、ブライアン・ウィルソン、エルヴィス・コステロ、ニック・ロウ、バリー・マンなどが楽曲を提供しました。
今日のアルバムはアメリカでは1965年に発表されたベスト・アルバムです。日本発売は1972年でした。デビュー曲から1964年の「The Price」まで代表曲を網羅したアルバムです。
The Best Of Solomon Burke
Side A
1.Got To Get You Off My Mind
2.The Price
3.Down In The Valley
4.I'm Hanging Up My Heart For You
5.If You Need Me
6.Just Out Of Reach
Side B
1.Cry To Me
2.Everybody Needs Somebody To Love
3.Home In Your Heart
4.Tonight's The Night
5.I Really Don't Want To Know
6.Words
B-5は日本でもお馴染みの「知りたくないの」です。
それでは今日はこの辺で。