今日の「この人の、この1枚」は引き続きチッキン・シャック(Chicken Shack)です。彼らの5作目『イマジネーション・レディ(Imagination Lady)』です。
前作のリリース後、チッキン・シャックはプロデューサーのマイク・ヴァーノンとのもめ事、メンバー内の不協和音からブルー・ホライゾン・レーベルとの契約を解除されてしまいます。そしてスタン・ウェブ以外のメンバーは全員サヴォイ・ブラウンに移籍してしまったのです。
それでも残ったスタン・ウェブは何とかバンドを継続させようと、英デッカと契約し、メンバーもそろえました。それがジョン・グラスコック(John Glascock ,b)とポール・ハンコックス(Paul Hancox ,ds)でした。
そして暫くの間隔を置いてリリースされたのが5枚目のアルバム『イマジネーション・レディ(Imagination Lady)』でした。
Side A
1.Crying Won't Help You Now
2.Daughter of the Hillside
3.If I Were a Carpenter
4.Going Down
Side B
1.Poor Boy
2.Telling Your Fortune
3.The Loser
メンバーは
スタン・ウェブ(Stan Webb ,g, vo)
ジョン・グラスコック(John Glascock ,b)
ポール・ハンコックス(Paul Hancox ,ds)
プロデュースはニール・スレイヴン(Neil Slaven)です。
A1はタンパレッド。BBキングで知られています。ロックにアレンジ。
A2、B1、B2、B3はスタン・ウェブ・
A3はティム・ハーディン。
A4はドン・ニックス。
ストレートなロック・アルバムになりました。よりハードロックに近いです。1972年という時代を考えると、このような変化も当然だったのかもしれません。当時の感想としてはチッキン・シャックも変わってしまったか、でしたが、今聴き返すとなかなかいいアルバムです。不思議です。
翌年には6枚目のアルバムをリリースします。それは次回ということで。
Chicken Shack - Cryin' Won't Help You
Chicken Schack - If I Were A Carpenter
それでは今日はこの辺で。