Flying Skynyrdのブログ

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聴き比べ『第三の男(The Third Man)』

今日の「聴き比べ」は『第三の男(The Third Man)』です。

 

珍しく映画音楽です。1949年公開のイギリス映画です。日本公開は1952年でした。言わずと知れたサスペンスの名作です。監督・主演はキャロル・リード、第三の男役は市民ケーンオーソン・ウェルズでした。

当然リアルタイムでは観れませんでしたが、高校生のころにテレビで観ました。その後も何度か観ています。アンナがホリーに見向きもせず通り過ぎるラストシーンがとても印象に残る映画でした。

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そして音楽がこれまた素晴らしかったのです。アントン・カラスのツィターです。オーストリアの民族楽器だそうですが、当時初めて聴いた音色で、何の楽器だろうと興味を持ったことを憶えています。どことなくもの悲しさを漂わせる音色です。

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この曲をなんとあのザ・バンド(The Band)がカバーしています。1973年のアルバム『ムーンドッグ・マチネー(Moondog Matinee)』です。バンドのアルバムの中でも珍しいカバーアルバムでした。私は割と気に入っています。

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それでは今日はこの辺で。