今日の「この人の、この1枚」はダイアナ・ロスとシュープリームス(Diana Ross And The Supremes)の『アンソロジー(Anthology)』です。
1960年代を席巻した黒人女性ヴォーカル・グループです。現在はスプリームスと表記するようです。ここでは当時の表記、シュープリームスでいきます。
1959年にダイアナ・ロス(Diana Ross)、メリー・ウィルソン(Mary Wilson)、フローレンス・バラード(Florence Ballard)ともう一人でザ・プライメッツ(The Primettes)というグループ名で結成されましたが、その一人が辞め、結局3人となりました。
1961年にベリー・ゴーディのタムラ・モータウン・レコードと契約し、名前もシュープリームスになりました。
1964年のシングル「愛はどこへ行ったの(Where Did Our Love Go)」が全米1位になり、その後シングルが5連続1位を記録するという快挙を成し遂げ、一躍大スター・グループになりました。その後もヒットを連発。
しかし、モータウンのダイアナを前面に打ち出す戦略にフローレンスが不満を抱き、アル中になり解雇されてしまいました。代わりに加わったのがシンディ・バードソング(Cynthia Birdsong)でした。この時からグループ名もダイアナ・ロス&シュープリームスとなりました。
1969年にダイアナ・ロスはソロに転向し、グループを脱退しました。代わりにジーン・テレル(Jean Terrell)が加入しますが、ダイアナ在籍時のような勢いはなくなりました。それでも活動を続けましたが1977年に解散に至りました。
このレコードはダイアナ・ロス在籍時のシュープリームスの全盛期の作品を集めたベスト盤です。35曲入りの3枚組です。豪華なブックレットも付属していました。日本盤の発売は1974年でした。
Diana Ross And The Supremes – Anthology
Side A
1.Let Me Go The Right Way
2.A Breath Taking Guy
3.When The Lovelight Starts Shining Through His Eyes
4.Standing At The Crossroads Of Love
5.Run, Run, Run
6.Where Did Our Love Go
SIde B
1.Baby Love
2.Ask Any Girl
3.Come See About Me
4.Stop! In The Name Of Love
5.Back In My Arms Again
6.Nothing But Heartaches
Side C
1.I Hear A Symphony
2.My World Is Empty Without You
3.Love Is Like An Itching In My Heart
4.You Can't Hurry Love
5.You Keep Me Hangin' On
6.Love Is Here And Now You're Gone
Side D
1.The Happening
2.Reflections
3.In And Out Of Love
4.Forever Came Today
5.Some Things You Never Get Used To
6.Love Child
Side E
1.A Hard Day's Night
2.Funny How Time Slips Away
3.You Send Me
4.Falling In Love With Love
5.I'm The Greatest Star
SIde F
1.I'm Gonna Make You Love Me
2.I'm Livin' In Shame
3.The Composer
4.I'll Try Something New
5.No Matter What Sign You Are
6.Someday We'll Be Together
それでは今日はこの辺で。