先日のキネ旬シアターは『私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター』でした。
監督:アルノー・デプレシャン
出演:マリオン・コティヤール、メルヴィル・プポー、ゴルシフテ・ファラハニ
製作:2022年 フランス 2023年 日本公開
若いころから憎しみ合う姉弟のお話。
有名な舞台女優のアリスは演出家の夫と息子がいます。そして彼女には弟のルイがいます。ルイは詩人で人里離れた山の中で妻と暮らしています。二人は若い頃から憎み合い、長い間顔も合わせていません。そんな二人ですが、両親の突然の事故によって再開することになるのですが・・・。
最初から最後までモヤっとした気分にさせられた映画でした。
まず、二人が憎み合っている原因が最後までわかりません。顔を見ただけで卒倒してしまうなんて余ほどのことだと思います。が、何故だかはわかりません。キリスト教だのユダヤ教だのと宗教めいた話も出てきますが、宗教についてはよくわかりません。
そしてラスト近くでは、二人はいきなり、何事もなかったように仲直りするのです。仲直りしてからは、ルイが風邪をひいて熱を出し、素っ裸になってアリスのベッドに潜り込みます。以前、二人の間にこんなことがあったのかということを想像させます。
そして、ラスト。アリスは女優も家族も捨て一人旅に出ます。ルイは一度辞めていた教師に復帰します。なんだかよくわかりません。ヒントらしきものが散りばめられていたような気もしますが、すべては私の読解力の無さと眠気によるものでした、はい。無知の涙。
主演の女優さん、どこかで観たことがあると思ったら『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』の主演女優でした。魅力的な女優です。
それでは今日はこの辺で。