Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

フォークロック

ボブ・ディラン(Bob Dylan)へのトリビュートは

最近トリビュートアルバムの記事を書く機会が多くなっていて、様々書いてきましたが、他に誰か忘れていないかな、と思っていたら肝心な人を忘れていることに気がつきました。随分古い話ですが、1992年にボブ・ディラン(Bob Dylan)のデビュー30周年を記…

ドクター・ジョン 逝く!

昨日、訃報が飛び込んできました。但し、今朝の新聞には載りませんでした。何故でしょう? ドクター・ジョン(Dr.John)ことマック・レベナック(Mac Rebennack)が6月6日、心臓発作のため亡くなりました。77歳でした。 ロック界にも大きな功績を残した偉大…

サンディ・デニー(Sandy Denny)とフォザリンゲイ(Fotheringay)

新しい時代の幕開けです。「令和」時代の最初の記事は、これまた敬愛するサンディ・デニーを取り上げます。彼女については以前にも書いていますが、今日は別な一面を見てみたいと思います。 lynyrdburitto.hatenablog.com 1969年、フェアポート・コンヴ…

『ケイティ・メルア(Katie Melua)/Pictures』入手

以前ファーストアルバムを紹介したジョージア出身のシンガーケイティ・メルア(Katie Melua)のサードアルバムをブックオフで格安にて入手しました。 lynyrdburitto.hatenablog.com アルバムタイトルは『Pictures』です。2007年のリリースです。 01.Mary P…

ウェストコーストのそよ風『ダン・フォーゲルバーグ(Dan Fogelberg)/Souvenirs』

アメリカのシンガー・ソングライター 、ダン・フォーゲルバーグ(Dan Fogelberg)は1951年、イリノイ州ピオリアの出身で、両親は共に音楽家。小さい時から音楽に親しみ、クラシック・ピアノを習っていました。やがてポピュラー音楽にも興味を持ち、高校時…

この人の、この1枚 『ポーセット・ダート・バンド(Pousette-Dart Band)/3』

ポーセット・ダート・バンド(Pousette-Dart Band、以下PDB)はアメリカのフォークロック・バンドです。 1973年の結成で、ジョン・ポーセット・ダート(Jon Pousette-Dart,g,vo)、ジョン・トロイ(John Troy,b,vo)、ジョン・カーティス(John Curtis,g,mandol…

イギリスのボブ・ディラン『ドノヴァン(Donovan)/メロー・イエロー(Mellow Yellow)』

イギリスのボブ・ディランと呼ばれた男、ドノヴァン(Donovan)は1946年、スコットランドのグラスゴー出身です。 イギリスのフォークソングを愛する両親の影響で14歳からギターを始め、その後旅行をしながら友人のジプシー・デイヴと歌い始めました。 1…

『CSN&Y』の6枚組CDは、果たして?

クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング(Crosby Stills Nash & Young)の6枚組CDが発売され、バーズの8枚組の二の舞を覚悟しながら、騙されたと思ってまた買ってしまいました。値段は送料込みで3300円でした。 タイトルが『Broadcast Collection '…

早すぎたか?『ボー・ブラメルズ(The Beau Brummels)/Bradley's Barn』

ザ・バーズよりも早くフォークロックをヒットさせたと言われた、ボー・ブラメルズ(The Beau Brummels)です。たしかに彼らのファースト・シングルで大ヒットした「Laugh, Laugh」は1964年のリリースで、バーズの「ミスター・タンブリンマン」より早かった…

幻のブリティッシュ・フォーク『トゥリーズ(Trees)』

1969年に結成され、1970年に2枚のアルバムを残して消えていったトゥリーズ(Trees)です。 彼らは短いキャリアながらいまだに語り継がれています。それはその音楽性もさることながら、イギリスのデザイングループであるヒプノシスが手掛けたジャケッ…

ザ・バーズ(The Byrds) 8枚組CD の正体は!

毎日のように届くAmazonからのメールにザ・バーズ(The Byrds)の8枚組CDが発売されたとのお知らせがありました。 またしても未発表音源が発売されたのか、と思って値段も3300円と8枚組にしてはお手頃だったので、たいして調べもせずに(といっても輸…

この人の、この1枚 『The West Coast Pop Art Experimental Band/volume one』

ザ・ウェスト・コースト・ポップ・アート・エクスペリメンタル・バンド(The West Coast Pop Art Experimental Band)(以下、WCPAEBという)と、なんとも長ったらしい名前がついたバンドは、アメリカ、ロサンゼルスで結成されたサイケデリック・バンドです。 W…

この人の、この1枚 『カレイドスコープ(Kaleidoscope)/ A Beacon From Mars』

多くのミュージシャンのアルバムに顔を出している、おなじみのデヴィッド・リンドレー(David Lindley)が在籍したバンド、カレイドスコープ(Kaleidoscope)です。クリス・ダーロウも在籍していました。 またしてもサイケデリック・ロックにカテゴライズされて…

この人の、この1枚 『ケイティ・メルア(Katie Melua)/Call Off The Search』

ジョージア(グルジア)出身でイギリスのシンガーソングライター、ケイティ・メルア(Katie Melua)です。 一度聴いたら、虜になること請け合いです。それほど素晴らしいシンガーです。ロックともフォークともジャズともジャンル分けが出来ません。顔も好きで…

この人の、この1枚 『ケイト・キャンベル(Kate Campbell)/Songs from the Levee』

ケイト・キャンベル(Kate Campbell)はアメリカのシンガー・ソングライターです。残念ながら日本ではほとんど知られていないかもしれません。フォーク・カントリー系で素晴らしいシンガーです。 ケイト・キャンベルはルイジアナ州ニューオリンズで1961年…

この人の、この1枚 『インディゴ・ガールズ(Indigo Girls)/Nomads Indians Saints』

インディゴ・ガールズ(Indigo Girls)はアメリカのフォークロック・デュオグループです。 1964年生まれのエイミー・レイ(Amy Ray,vo,g)と1963年生まれのエミリー・サリアーズ(Emily Saliers,vo,g)はジョージア州の同じ小学校に通っていました。学年が…

この人の、この1枚 『ミッシェル・ショックト(Michelle Shocked)/Captain Swing』

ミッシェル・ショックト(Michelle Shocked)はアメリカのシンガー・ソングライターです。 1962年テキサス州ダラスの生まれで、8人兄弟の長女です。実の母親と義理の父親に育てられました。両親は熱心なモルモン教徒でテレビも見せず、レコードも聴かせま…

幻の名盤!『ヴァシティ・バニヤン(Vashti Bunyan)/Just Another Diamond Day』

1970年、ヴァシティ・バニヤン(Vashti Bunyan)が残したたった1枚のレコードは、その後ヴァシティ・バニヤンが音楽界から姿を消したこともあって、またプレス数の少なさもあって、後に”幻の名盤”と騒がれ、30万円とも40万ともいわれるほどの値がつき…

この人の、この1枚 『マリア・マッキー(Maria McKee)/永遠の罪(You Gotta Sin to Get Saved)』

アメリカの女性シンガー・ソングライターのマリア・マッキー(Maria McKee)は1964年にロサンゼルスで生まれました。 兄はあのラヴ(Love)のギタリストだったブライアン・マクリーン(Bryan MacLean)です。ただ、年は17歳も離れていました。 1983年に…

この人の、この1枚 『ルシンダ・ウィリアムス(Lucinda Williams)/Car Wheels on a Gravel Road』

ルシンダ・ウィリアムス(Lucinda Williams)は1953年、ルイジアナ生まれのシンガー・ソングライターです。カントリー、フォーク、ブルースと幅広い音楽性を持ちます。 彼女の父親は文学教授で詩人のミラー・ウィリアムスです。母親はピアニストでした。小…

ビッグ・サー・フェスティバル『Big Sur Festival/One Hand Claping』

1971年に開催されたビッグ・サー・フェスティバル(Big Sur Festival)の模様をレコード化したアルバムです。 このフェスティバルは1964年から毎年開催されており、この年1971年が最後の開催となりました。 もともとこのフェスティバルはジョーン…

またまた 『エヴァ・キャシディ(Eva Cassidy)』 ゲット

この前もまとめて購入したエヴァ・キャシディ(Eva Cassidy)をまたまた買ってしまいました。 lynyrdburitto.hatenablog.com lynyrdburitto.hatenablog.com ずっと探していたんですが、ようやく見つけました。 『Time After Time』です。発売は2000年です…

ポール・サイモン・ソング・ブック『Simon Before Garfunkel 』

1955年、ポール・サイモンは14歳で幼馴染のアート・ガーファンクルと『トム&ジェリー』というデュオを組み、1958年にはヒット曲まで出しました。 1964年には『サイモン&ガーファンクル(Simon & Garfunkel)』という名でファーストアルバム『…

うわさの男 『フレッド・ニール(Fred Neil)/Evrybody's Talkin'』

私がフレッド・ニール(Fred Neil)の名を初めて知ったのは、高校生の時に映画『真夜中のカウボーイ』の中で歌われていた「うわさの男」がひどく気に入って、歌っていたハリー・ニルソンのLP『ハリー・ニルソンの肖像』を買った時でした。当然ニルソンが作っ…

遅すぎなかったよ! 『キャロル・キング(Carole King)/つづれ織り(Tapestry)』

世の中に名盤と呼ばれるアルバムは数多くありますが、その中でもこれは間違いなく1970年代の名盤に選ばれるであろうアルバムだと思います。 『キャロル・キング(Carole King)/つづれ織り(Tapestry)』です。 私がキャロル・キングを知ったのは1970年…

うつろな愛は?『カーリー・サイモン(Carly Simon)/Carly Simon's Greatest Hits』

ジェイムス・テイラーに続いては、昔彼の奥方だったカーリー・サイモン(Carly Simon)です。 カーリー・サイモンは1945年にニューヨークで裕福な家庭のもとで生まれました。父親はクラシックのピアニスト、母親は歌手でした。 1964年には姉のルーシー…

苦悩の果てに 『ジェイムス・テイラー(James Taylor)/Sweet Baby James』

今日の『この1枚は 』はジェイムス・テイラー(James Taylor)の2枚目のアルバム、ジェイムス・テイラーの名を知らしめた、ワーナー移籍後第1弾のアルバム『Sweet Baby James』です。 彼は1948年にボストンで生まれました。父親は医師、母親は結婚する…

惜しまれる早世 『ジム・クロウチ(Jim Croce)/去りし男の伝説(Photographs & Memories(His Greatest Hits))』

今や伝説と化してしまった男、ジム・クロウチ(Jim Croce)。彼がこの世に残したのは実質上3枚(自主制作と夫婦デュオアルバム除く)のソロアルバム。そして愛妻のイングリッドと息子のエイドリアンでした。 ジム・クロウチは1943年、フィラデルフィアに…

この人の、この1枚 『ママス&パパス(The Mama's & The Papa's)/If You Can Believe Your Eyes and Ears』

「夢のカリフォルニア」で有名なママス&パパス(The Mama's & The Papa's)です。 ママス&パパスは(ママ)キャス・エリオット(Cass Eliott,vo)が所属していたフォークグループ「ビッグ・スリー」とデニー・ドハーティ(Denny Doherty,vo)や後にラヴィン・スプ…

この人の、この1枚 『ジュディ・コリンズ(Judy Collins)/Who Knows Where The Time Goes』

アメリカの女性フォークシンガー、ジュディ・コリンズ(Judy Collins)。 彼女は1939年、ワシントン州シアトルの生まれです。クラシックを勉強しピアノを習っていました。その腕前は大したものだったらしいです。 1960年頃、ウディ・ガスリーやピート…