先日のキネ旬シアターは『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』でした。
撮影:シドニー・ポラック
映画化プロデューサー:アラン・エリオット
出演:アレサ・フランクリン
製作:2018年 米国 2021年 日本公開
2018年に他界したソウル界の女王・アレサ・フランクリンの幻の映像が日本で公開されました。
1972年にロサンゼルスのニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会でアレサ・フランクリンによるライヴが行われました。この時の模様はライヴ・アルバム『至上の愛(Amazing Grace)』として300万枚以上を売り上げる大ヒットアルバムとなりました。
この時の模様は映像としてもドキュメント映画として公開する予定で撮影されていました。撮影はあの名匠シドニー・ポラックでした。ところが技術的な問題で公開できずにいました。2011年にはアラン・エリオットの編集で映画を完成させましたが、アレサがこれに反対しお蔵入りになりました。そして2018年、アレサの死後、家族の同意を得て、公開の運びとなった次第です。
とにかく素晴らしいの一言に尽きます。アレサ・フランクリンの歌唱力はもちろんですが、バックを固めるメンバーが凄いです。
ジェームズ・クリーヴランド ー ヴォーカル・ピアノ
コーネル・デュープリー ー ギター
チャック・レイニー ー ベース
ケン・ルーパー ー オルガン
バーナード・パーディ ー ドラムス
サザン・カリフォルニア・コミュニティ聖歌隊ー合唱
アレキサンダー・ハミルトンー合唱指揮
観客の中にはミック・ジャガー、チャーリー・ワッツの姿があります。
父親のC・L・フランクリンもスピーチをします。
司会役とピアノ・ヴォ-カルをジェームズ・クリーヴランドは既に他界しています。
アレサの鬼気迫るゴスペル、聖歌隊の合唱も見事、さらに狭い会場の観客が一体となってコンサートは盛り上がります。感動の1時間30分でした。
それでは今日はこの辺で。