Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

2017-01-01から1年間の記事一覧

スティーヴ・ウィンウッド(Steve Winwood) 『Greatest Hits Live』を聴く

今でも新譜が出ると必ず買うアーティストが何人(何組)かいます。その中の一人が大好きなスティーヴ・ウィンウッドです。彼はスペンサー・デイヴィス・グループやトラフィックのメンバーでしたがトラフィック解散後はソロとして活動しています。その辺のこと…

この人の、この1枚 『灯ともし頃/浅川マキ』

今まで音楽の記事をいろいろ書いてきましたが、気が付けば日本のミュージシャンについては5組しか書いていませんでした(懐メロは除いて)。加川良の訃報記事、岡林信康、山崎ハコ、シルクロード、それと遠藤賢司の訃報記事、これだけです。 lynyrdburitto.…

この人の、この1枚 『ジョー・コッカー(Joe Cocker)/ウィズ・ア・リトル・ヘルプ(With A Little Help From My Friends)』

ジョー・コッカーと言えば、1970年公開の映画『ウッドストック』での今でいう、派手なエアギターのパフォーマンスで、ビートルズの「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ」を汗を噴き出しながら、声を絞り上げるように熱唱する姿が頭にこびり付いています。 ウッ…

この人の、この1枚 『クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル((Creedence Clearwater Revival)/バイヨー・カントリー(Bayou Country)』

C.C.Rと言ってわかる人は、今時どれぐらいいるでしょうか。それだけ過去のグループになってしまった感がありますが、1970年頃の彼らの勢いは凄かったのです。「プラウド・メアリー」や「雨を見たかい」など、ヒット曲が多数なので、中には知らずに聴いて…

この人の、この1枚 『エリック・クラプトン(Eric Clapton)/レインボー・コンサート(Rainbow Concert)』

1970年頃のクラプトンは多忙を極めていました。スティーヴ・ウィンウッドらとのスーパーグループ、「ブラインド・フェイス」の終焉、渡米後「デラニー&ボニー」のツアーに参加、初のソロアルバムの制作、デュアン・オールマンらと「デレク&ザ・ドミノ…

この人の、この1枚 『ロジャー・マッギン(Roger Mcguinn)/ピース・オン・ユー(Peace On You)』

ザ・バーズのリーダーとして、数々のメンバーチェンジを繰り返しながら7年間ザ・バーズを守り抜いてきた男。それがロジャー・マッギンです。 ザ・バーズは1965年のファーストアルバム『ミスター・タンブリンマン』から1971年の最後のアルバム『ファ…

この人の、この1枚 『ジーン・クラーク(Gene Clark)/ジーン・クラーク(Gene Clark)』

ザ・バーズのオリジナルメンバーのジーン・クラークの幻の名盤と謳われた『ジーン・クラーク』です。通称『ホワイト・ライト』と呼ばれています。 ジーン・クラークは1964年ごろロジャー・マッギン(その頃はジム)と知り合い、さらにデヴィッド・クロス…

映画 『シベールの日曜日』を見る

今日の映画は『シベールの日曜日』です。 監督:セルジュ・ブールギニョン 主演:ハーディ・クリューガー、パトリシア・ゴッジ、ニコール・クールセル 撮影:アンリ・ドカエ 制作:1962年、フランス 実はこの映画を観るには2度目です。1度目は高校生の…

この人の、この1枚 『ジェフ・ベック(Jeff Beck)/トゥルース(Truth)』

エリック・クラプトン、ジミー・ペイジと並んでイギリスの三大ギタリストと呼ばれたジェフ・ベックです。 ベックの経歴を大雑把に分けると、ヤードバーズ時代、第1期ジェフ・ベック・グループ時代、第2期ジェフ・ベック・グループ時代、ベック・ボガード&…

この人の、この1枚 『ジャクソン・ブラウン(Jackson Browne)/フォー・エヴリマン(For Everyman)』

今日の「アーティストこの1枚」はジャクソン・ブラウンにしました。どのアルバムにするか色々迷いました。本来なら名盤の誉れ高い『Late For The Sky』や『The Pretender』『Running On Empty』あたりを選択するのが妥当かと思いますが、あえてセカンドアル…

この人の、この1枚 『ボビー・チャールズ(Bobby Charles)/ボビー・チャールズ(Bobby Charles)』

ボビー・チャールズは1938年にルイジアナ州で生まれました。彼の活躍の場は、ルイジアナはニューオリンズでした。ジャズ、ブルース、R&B、ロックなどの音楽の聖地です。ここで彼はブルースレーベルのチェスレコードからヒット曲を出します。しかし彼…

この人の、この1枚 『バーニー・レドン=マイケル・ジョージアディス・バンド(The Bernie Leadon・Michael Georgiades Band)/歌にくちづけ(Natural Progressions)』

イーグルスを辞めたバーニー・レドン(リードンが耳慣れていますが)が2年の沈黙の後に発表したアルバムです。 『Natural Progressions』 バーニーに関してはこれまでも書いてきましたので、簡単に触れます。 lynyrdburitto.hatenablog.com lynyrdburitto.h…

この人の、この1枚 『ブレッド(Bread)/ベスト・オブ(The Best Of)』

アメリカ西海岸の爽やか系ソフトロック・バンド『ブレッド』です。この1枚ということなんですが、どれも甲乙つけがたく、結局いい曲がみんな入ったベスト盤にしました。ただし、ベスト盤の1と2を併せて取り上げます。ずるいです。 『ブレッド』は1968…

この人の、この1枚 『アトランタ・リズム・セクション(Atlanta Rhythm Section)/アー・ユー・レディー!(Are You Ready!)』

アトランタ・リズム・セクション(以下、A.R.S)の通算9枚目のアルバムはライブ2枚組(レコード)です。待ちに待ったライヴで、ベスト盤的な意味合いもありました。 A.R.Sは南部ジョージア州の出身。このライブ時のメンバーは バリー・ベイリー(Barry Baile…

映画 『別離』を観る

久しぶりの自宅シアターです。 今日の映画はイラン映画の『別離』です。 監督 アスガル・ファルハーディー 主演 レイラ・ハタミ、ペイマン・モアディ、シャハブ・ホセイニ、サレー・バヤト 制作 2011年 イラン ベルリン国際映画祭 金熊賞、男優賞、女優…

ファッツ・ドミノ(Fats Domino)、遠藤賢司 逝く!

今日は二つの悲しい知らせを受け取りました。10月24日、ファッツ・ドミノが、25日に遠藤賢司がそれぞれ旅立ちました。 ファッツ・ドミノ ファッツ・ドミノはご存じ、ロックンロールの創始者と言われる人です。ロックンロールだけではなく、ブギウギや…

この人の、この1枚 『アメイジング・リズム・エイセス(The Amazing Rhythm Aces)/スタックド・デック(Stacked Deck)』

アメイジング・リズム・エイセス(以下、A.R.A)といっても憶えておられる方は少ないかもしれません。1990年代に再結成し2000年代まで活動していたのでご存じの方もおられるかもしれません。 1970年ごろに結成されたアメリカ・テネシー州のローカ…

怪物カブラヤオーと女傑テスコガビー

以前マルゼンスキーの記事を書いていて、カブラヤオーを思い出しました。 1975年のクラシック戦線は牡馬はカブラヤオー、牝馬はテスコガビー、騎手は菅原泰夫で沸きました。 カブラヤオーは3歳(今の2歳)のデビュー戦こそ2着に敗れますが、2戦目以…

渋いスーパーグループ『アメリカン・フライヤー(American Flyer)』

もうとっくに忘れ去られていると思いますが1970年代の中ごろに、知る人ぞ知るメンバーたちが集まってバンドを結成しました。その名を『アメリカン・フライヤー』といいました。 それではメンバーを紹介しましょう。 エリック・カズ(Eric Kaz) シンガー・…

『ディーモンズ・アンド・ウィザーズ(Demons & Wizards)』 すっかり忘れてた

久しぶりにレコード・CD棚発掘シリーズです。 『ディーモンズ・アンド・ウィザーズ』、こんなものを見つけました。ジャケットを見た瞬間思い出しました。それまで、その存在すら頭の中から消えていました。 これを買った当時、ブラインド・ガーディアン(Blin…

この人の、この1枚 『アル・クーパー(Al Kooper)/赤心の歌(Nacked Song)』

今日のアーティストこの1枚は、アル・クーパーにしました。アルクーパーはこれまでにも何度か名前が出てきています。 lynyrdburitto.hatenablog.com lynyrdburitto.hatenablog.com 彼は非常に才能にあふれた人物で、1965年頃から活躍しています。ボブ・…

200記事達成! 感謝、感謝!

200記事達成!! 本日この記事をもって200記事を達成しました。記事を書き始めて203日目の達成です。ほぼ1日1記事のペースで達成することが出来ました。これもひとえに皆さま方の励ましや応援のお陰と感謝しております。誠にありがとうございまし…

この人の、この1枚 爽やか 『ジェシ・コリン・ヤング(Jesse Colin Young)/ソングバード(Songbird)』

今日のアーティストこの1枚は『ジェシ・コリン・ヤング』の『Songbird』です。 ジェシは『ザ・ヤングブラッズ』のリーダーで1967年から5年間で8枚のアルバムをリリースしています。ヤングブラッズはアメリカ東部でラヴィン・スプーンフルと並んで活躍…

この人の、この1枚 『アル・スチュワート(Al Stewart/オレンジ(Orange)』

これまであまり取り上げて来なかった人たちのアルバムの中で、特に私が気に入っているアルバムについて書いていきたいと思います。 今日は『アル・スチュワート』の「Orange」です。 アル・スチュワートは1945年生まれで、スコットランド出身のシンガー…

1978年、SB対決!サクラショウリとバンブトンコート

マルゼンスキーが引退した年の、4歳牡馬(現在の3歳馬)の3冠レースは、皐月賞が3番人気のファンタストが優勝。1番人気のタケデンは9着と惨敗しました。タケデンはそれまで皐月賞トライアル、スプリングステークスを含み6勝、内重賞3勝2着1回と同…

のんびり、ゆっくり『アスリート(Athelete)』

今日はイギリスのバンドで、ゆったりとした音楽を奏でる『アスリート』について書いてみたいと思います。 メンバーは ジョエル・ポット(Joel Pott,vo,g) ティム・ワンストール(Tim Wanstall,key) スティーヴ・ロバーツ(Steve Roberts,ds) キャリー・ウ…

しっとりバンド 『エンブレイス(Embrace)』

今日はしっとり系のイギリスのバンド『エンブレイス』について書いてみたいと思います。しっとり系と癒し系は何が違うんだ、ということになりますが、それは置いといて。 バンドの結成は1990年で、バンドのメンバーは ダニー・マクナマラ(Danny MacNamar…

叙情派バンド 『キーン(Keane)』

今日はイングランドの特殊な編成のバンド、『キーン』について書いてみたいと思います。 特殊な編成というのは、ヴォーカル、ピアノ、ドラムの3人組です。俗にいうギターレスです。はじめは大丈夫かいな、と思いましたが心配無用でした。実に美しいメロディ…

幻の超快速馬 『マルゼンスキー』

1977年(昭和52年)、この年の牡馬4歳馬(現在の3歳馬)の牡馬3冠レースは、皐月賞がハードバージ、日本ダービーがラッキールーラ、菊花賞がプレストウコウでした。 しかし、これらの馬の評価が今一つ上がらないのは、この3冠レースに出走できなかっ…

緊張型分裂症 『カタトニア(Catatonia)』

今日は一時期、一世を風靡したイギリス・ウェールズのバンド『カタトニア』について書いてみます。スウェーデンのメタルバンドの『カタトニア(Katatonia)』とは違います。以前記事でほんの少しだけ触れていますので参考までにその記事を載せておきます。 lyn…