Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

オルタナティブ

爽やかポップ・ロック『ザ・レンブランツ(The Rembrandts)』

たまには爽やかなポップスを聴きたくなることがあります。そういう時にふと手が出るのが『ザ・レンブランツ(The Rembrandts)』です。ビートルズを思わせるメロディーまで聴かせます。 レンブランツはダニーワイルド(Danny Wilde,vo,ag,key,b)とフィル・ソレ…

ブリティッシュロックの正統後継者 『オーシャン・カラー・シーン(Ocean Colour Scene)』

1989年に結成された『オーシャン・カラー・シーン(OCS)』は、それ以降のブリットポップ界をリードしたオアシス(Oasis)やマニック・ストリート・プリーチャーズ(Manic Street Preachers,マニックス)とともにブリティッシュロックの正統派そして後継者とし…

アメリカ的なイギリスのバンド 『デラミトリ(Del Amitri)』

イギリスはグラスゴー出身の、オルタナバンド『デラミトリ』です。1980年代の中ごろにデビューし、アメリカのカントリー、フォークミュージックを積極的に取り入れた、当時のイギリスではちょっと変わった存在でした。以前にちょっとだけ触れています。 …

オアシスのライバルだった『シェッド・セヴン(Shed Seven)』

1994年、『ニルヴァーナ』のカート・コバーンの自殺によって、グランジブームの終息を迎え、ブリットポップブームが到来し、ブラー、オアシスが一気にイギリスロック界の頂点に昇りつめようとしていた頃、オアシスの強力なライバルとして登場してきたの…

のんびり、ゆっくり『アスリート(Athelete)』

今日はイギリスのバンドで、ゆったりとした音楽を奏でる『アスリート』について書いてみたいと思います。 メンバーは ジョエル・ポット(Joel Pott,vo,g) ティム・ワンストール(Tim Wanstall,key) スティーヴ・ロバーツ(Steve Roberts,ds) キャリー・ウ…

しっとりバンド 『エンブレイス(Embrace)』

今日はしっとり系のイギリスのバンド『エンブレイス』について書いてみたいと思います。しっとり系と癒し系は何が違うんだ、ということになりますが、それは置いといて。 バンドの結成は1990年で、バンドのメンバーは ダニー・マクナマラ(Danny MacNamar…

叙情派バンド 『キーン(Keane)』

今日はイングランドの特殊な編成のバンド、『キーン』について書いてみたいと思います。 特殊な編成というのは、ヴォーカル、ピアノ、ドラムの3人組です。俗にいうギターレスです。はじめは大丈夫かいな、と思いましたが心配無用でした。実に美しいメロディ…

緊張型分裂症 『カタトニア(Catatonia)』

今日は一時期、一世を風靡したイギリス・ウェールズのバンド『カタトニア』について書いてみます。スウェーデンのメタルバンドの『カタトニア(Katatonia)』とは違います。以前記事でほんの少しだけ触れていますので参考までにその記事を載せておきます。 lyn…

カナダ編 怒りの葡萄 『グレイプス・オブ・ラス(Grapes Of Wrath)』~『ジンジャー(Ginger)』

今日は、書きたくても情報不足でなかなか書けなかった『グレイプス・オブ・ラス』について書いてみたいと思います。書くといっても手元にはグレイプスの2枚のアルバムと解散後『ジンジャー』として再結成した後の2枚のアルバムがあるだけです。彼らがどれ…

ブリットポップの救世主 『ステレオフォニックス(Stereophonics)』

今日は、ブリットポップも終焉を迎えつつあった1996年頃に、大型新人として期待され登場し、期待どうりの国民的バンドに成長した『ステレオフォニックス』について書いてみたいと思います。 メンバーは ケリー・ジョーンズ(Kelly Jones,vo,g) リチャード…

まぼろしの1枚 『ヘヴィーステレオ (Heavy Stereo)』

今日は、たった1枚のアルバムを出しただけで解散した幻のバンド、『ヘヴィステレオ』について書いてみたいと思います。以前の記事でちょっとだけ触れていますので参考までにその記事を載せておきます。 lynyrdburitto.hatenablog.com 『ヘヴィステレオ』は…

続々・癒し系ロック 『スターセイラー(Starsailor)』

今日は癒されるロックの第3弾、『スターセイラー』について書いてみたいと思います。 以前の記事を参考までにどうぞ。少しだけですが触れています。 lynyrdburitto.hatenablog.com 結成は2000年、メンバーは ジェームス・ウォルシュ(James Walsy,vo,g) …

続・癒し系ロック 『ザ・ビューティフル・サウス(The Beautiful South)』

今日は、再び私が癒し系ロックと位置付ける『ビューティフル・サウス』について書いてみます。以前に『トラヴィス』を書きましたが、この『ビューティフル・サウス』はもう少し明るめの癒し系です。 『ビューティフル・サウス』については以前の記事で若干触…

癒し系ロック 『トラヴィス(Travis)』

今日は、美しいメロディーで癒してくれる、イギリスのロックバンド『トラヴィス』について書いてみます。ブルースロックやヘヴィメタルを聴いていると、時々カントリーロックやフォークロックともちょっと違う、美しいメロディーの軽やかな音楽に触れたくな…

ダンサブルなブリット・ポップ 『フランツ・フェルディナンド(Franz Ferdinand)』

今日は、『コーラル』『ザ・ズートンズ』『クーラ・シェイカー』と並んで60~70年代の香りをプンプンさせるバンド『フランツ・フェルディナンド』を取り上げたいと思います。やはり年齢的にこういうメロディーなり、サウンドを聴くと惹かれてしまいます…

『クーラ・シェイカー(Kula Shaker)』 インド音楽との融合

今日は、ブリットポップの過渡期に現れた、興味深いバンド『クーラ・シェイカー』について書いてみます。60年代のロックとインド音楽を見事に融合させています。 以前の記事で少しだけ触れています。参考までに。 lynyrdburitto.hatenablog.com 結成は19…

リバプールの星 『ザ・コーラル(The Coral)』

今日は昨日紹介しました『ザ・ズートンズ』の兄貴分にあたる『ザ・コーラル』について書きます。兄貴分といっても、音楽性はだいぶ違っていますが、60年代を思わせるサウンドは共通点があるかもしれません。 以前の記事で少し触れています。 lynyrdburitto…

摩訶不思議なバンド『ザ・ズートンズ(The Zutons)』

今日はイギリスはリバプール出身のバンド、ザ・ズートンズについて書いてみたいと思います。このバンドのことはいつか書かねばと思っていたのですが、なかなか筆をとれませんでした。それは、このバンドの何をどういう風に書けばいいのか、なかなか思いつき…

『マシュー・スイート(Matthew Sweet) 』のカバー集1,2

今日はアメリカのシンガーソングライター、マシュー・スイートが「バングルス」のリード・ヴォーカル、スザンナ・ホフス(Suzanna Hoffs)と組んで2006年と2009年に発表したカバー集を紹介します。 マシュー・スイートは1986年デビューでこれまで…

『ジェット(JET)』 幻のオーストラリアン・ロック!

今回はオースとラリアで絶大な人気を誇るバンド、ジェットです。これも70年代の匂いがプンプンします。それでもサウンドは今風でカッコいいです。なぜかこういうバンドには食指が動いてしまいます。年のせいでしょうか。 メンバーはニック・セスター(Nicho…

『デッドストリング・ブラザース(Deadstring Brothers)』 ごきげんロックンロールバンド見っけ!

今回は久しぶりに生きのいいロックンロールバンドを見つけましたので書いてみたいと思います。残念ながら1枚しか買っていないので、このアルバムに限ってということになりますがご容赦願います。 アルバムは『Silver Mountain』です。2007年発表の彼ら…

『レッドウォールズ(The Redwalls)』 60年代ロックの再来

今日はレッドウォールズを紹介します。これもほぼ衝動買いなのですが、気に入ったので続いてもう1枚買いました。 初めに買ったのがファーストで『Universal Blues』というアルバムです。 1曲目のイントロを聴いて、「あれっ、ビートルズ?」と、思ってしま…

『ジェリーフィッシュ(Jellyfish) 』 良質なポップ・ロック

ジェリーフィッシュ、サンフランシスコ出身のパワー・ポップバンドであります。 パワー・ポップという言葉はウィキペディアによると「ザ・フーのピート・タウンゼントが自分たちのサウンドスタイルをそう呼ぶようになったのが発端であると言われている。それ…

カントリーロックの後継者たち 80年代以降 ③ ウォークアバウツ

ウォークアバウツ(The Walkabouts) 80年以降のカントリーロック、3回目です。 日本では全くと言っていいほど人気のない、というか知られていないウォークアバウツというバンドです。どういうきっかけでこのバンドを知ったのかもう記憶にありませんが、も…

90年以降のイギリスのロック・シーン 私の好きなアルバム

今日は90年以降、グランジブームが去った後のいわゆるブリット・ポップの中で、私が気に入っているバンドをいくつか紹介します。メロハーでの失敗がありますので、数の設定はしません。コメントも極力最小限にします。好きなアルバムは2枚に限定していま…

カントリーロックの後継者たち 80年代以降 ② ジェイホークス

真の後継者 ジェイホークス(The Jayhawks) 80年以降のカントリーロックの2回目です。私個人としては、グラム・パーソンズ(GP),フライング・バリット・ブラザース(FBB)等が築き上げたカントリーロックを正当に受け継いでいるのはジェイホークではないかと…

カントリーロックの後継者たち 80年代以降 ① サン・ヴォルトとウィルコ

以前に『カントリーロックの目覚め』という記事を書きました。1960~70年代にはバーズ、フライング・バリット・ブラザース、グラム・パーソンズ、ジーン・クラーク、バッファロー・スプリングフィールド、CSN&Y、ニール・ヤング、ポコ、リンダ・…

『Proud Mary』といっても

また衝動買いのCDを紹介します。 Proud MaryといってもCreedence Clearwater Revival (CCR)の曲名じゃなくてグループの名前です。アルバムタイトルは『The Same Old Blues』 イングランド、マンチェスター出身の4人組。プロデュースがなんとOasisのNoel G…