Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

日本のフォーク&ロック

聴き比べ 若大将の『旅人よ』

今日の「聴き比べ」は加山雄三さんの『旅人よ』です。 この曲は若大将の中でもちょっと異色の曲です。というのも彼の曲は『夜空の星』や『蒼い星くず』などのエレキサウンドや『君といつまでも』や『夜空を仰いで』のような歌謡曲チックな歌が多かったのです…

聴き比べ 『想い出の渚』

今日の「聴き比べ」はザ・ワイルドワンズの大ヒット曲、『想い出の渚』です。 またしてもGSソングで恐縮です。 ワイルドワンズはグループサウンズ・ブームのさきがけでした。メンバーは加瀬邦彦、鳥塚茂樹、植田芳暁、島英二の4人で、後にチャッピーこと…

聴き比べ 『いちご白書をもう一度』

今日の「聴き比べ」は『「いちご白書」をもう一度』です。 1975年のバンバンのヒット曲。曲は松任谷由実(当時の荒井由実)です。 この曲を最初に聴いた時には腹が立ってしまいました。まだまだ『革命』を夢想していた時に、まるで敗北を認めるような歌…

聴き比べ クライマックスの『花嫁』

今日の「聴き比べ」ははしだのりひことクライマックスが歌った『花嫁』です。 この曲は1971年に大ヒットした「はしだのりひことクライマックス」のデビュー曲です。ヴォーカルは藤沢ミエです。 この曲がまだ流行る前に修学旅行で行った関西の歌声喫茶の…

聴き比べ ジャガーズとMI-KE 『君に会いたい』

今日の「聴き比べ」はGSソング、ザ・ジャガーズの『君に会いたい』です。 1967年のジャガーズのデビュー曲です。確か中学生になったばかりの頃だったと思いますが、なんてカッコいい曲なんだろうと思いました。そしてヴォーカルの岡本信がこれまたカッ…

聴き比べ タイガースとローラーズ『銀河のロマンス』

今日の「聴き比べ」はまたまたGSソング、『銀河のロマンス』です。ザ・タイガースの1968年、5枚目のシングル『花の首飾り』のB面に収録された曲です。『花の首飾り』はトッポこと加橋かつみが初めてリードヴォーカルを執った曲で、当初はB面でした…

聴き比べ タイガースとキャンディーズ『落ち葉の物語』

今日の「聴き比べ」はまたしてもGSソング、『落ち葉の物語』です。ザ・タイガースの曲です。大ヒット曲『君だけに愛を』のB面に収録された曲です。 『君だけに愛を』は4枚目のシングルで、この頃にはタイガースの絶頂期でした。私の記憶が正しければ、『…

聴き比べ テンプターズとMI-KE『エメラルドの伝説』& 訃報

今日の「聴き比べ」は『エメラルドの伝説』です。またまたGSソングです。 1968年のザ・テンプターズの大ヒット曲です。テンプターズはデビュー曲『忘れ得ぬ君』がヒットし、続く『神様お願い』もヒット。これでテンプターズはタイガースのライバルに上…

聴き比べ 『スワンの涙』

今日の「聴き比べ」は1968年のグループ・サウンズ、オックスのヒット曲『スワンの涙』です。 GSの曲も随分聴き比べしましたが、今日はあの失神野郎、オックスです。 オックスと言えば『失神グループ』が代名詞のようなグループでした。赤松愛と野口ヒ…

聴き比べ 陽水と由貴『夢の中へ』

今日の「聴き比べ」は井上陽水の『夢の中へ』です。 井上陽水の1973年のヒット曲です。確か栗田ひろみ主演の映画の主題歌になったと記憶しています。この曲は当時ドラッグ・ソングでは?などと言われたこともありました。このころ陽水が大麻所持で逮捕さ…

聴き比べ『蒲田行進曲』

今日の「聴き比べ」は『蒲田行進曲』です。 私などは『蒲田行進曲』と言えば、1982年のあの名作映画とその同名曲を思い浮かべますが、調べてみるとこの曲は1929年(昭和4年)の松竹映画『親父とその子』の主題歌であることがわかりました。監督は五…

聴き比べ あがたと本田『赤色エレジー』

今日の「聴き比べ」はあがた森魚、最大のヒット曲『赤色エレジー』です。 1972年のアルバム『乙女の儚夢』に収録されました。あがた森魚は当時のフォーク界では異色の存在でした。この頃のフォーク歌手はテレビを毛嫌いしていましたが、あがた森魚は積極…

聴き比べ 風船と高石『血まみれの鳩』

今日の「聴き比べ」は1960年代後半に五つの赤い風船が歌った『血まみれの鳩』です。 五つの赤い風船については何度か取り上げています。 lynyrdburitto.hatenablog.com 彼らの最初のアルバムにこの「血まみれの鳩」は収められました。反戦運動、学生運動…

フォークルとカメ&アンコー『水虫の唄』

今日の「聴き比べ」は『水虫の唄』です。 この曲はザ・フォーク・クルセダーズが『ザ・ズートルビー』という名前で1968年に発表した曲です。 ズートルビーとは「種子島出身のビートルズのコピーバンド」という触れ込みでした。 この曲は有名なクラシック…

フォークルと高石『イムジン河』

今日の「聴き比べ」はかの有名な『イムジン河』です。 いろいろな人が歌っていますが、私にとっては当然60年代後半にザ・フォーク・クルセダーズが歌ったバージョンの印象が強すぎます。 この曲は彼らの「帰ってきたヨッパライ」に続くシングルとなるはず…

訃報 安田裕美 & 映画『1917 命をかけた伝令』を観る

またしても驚きの訃報が飛び込んできました。ギタリストの安田裕美さんです。72歳でした。山崎ハコちゃんのご主人です。今年の1月に2人のライヴを観たばかりでした。ショックです。その時も病気をされたとのことで痩せて見えたので心配していましたが、…

聴き比べ『ラストダンスは私に(Save the Last Dance for Me)』

今日の聴き比べは『ラストダンスは私に(Save the Last Dance for Me)』です。 この曲は1960年のザ・ドリフターズ(The Drifters)の大ヒット曲です。 ドリフターズはアメリカの黒人コーラス・グループです。「スタンド・バイ・ミー」の大ヒットでも知られ…

『デイドリーム(Daydream Believer)』モンキーズとタイマーズ

今日の聴き比べは『デイドリーム(Daydream Believer)』です。 今では完全に懐メロになってしまいましたが、モンキーズ(The Monkees)の1967年のヒット曲です。アルバムは翌年の『The Birds, The Bees & The Monkees』に収録されました。ビルボード1位に…

『孤独の世界(From A Distance)』の聴き比べ

今日の聴き比べは『孤独の世界(From A Distance)』です。 この曲はP.F.スローン(P.F.Sloan)が1966年に発表した曲です。P.F.スローンと言えばその前年にバリー・マクガイア(Barry McGuire)が歌って大ヒットした『明日なき世界(Eve of Destruction)』の作…

聴き比べ 井上陽水の『傘がない』

今日の「聴き比べ」は井上陽水の『傘がない』です。 『心もよう』の時にも書きましたが、陽水をまともに聴いた最初に曲だと思います。 1972年のアルバム『断絶』に収録されていました。当時はまだ高校生も学生運動に興味津々でしたので、この『傘がない…

聴き比べ 井上陽水の『ジェラシー』

今日の「聴き比べ」は井上陽水の『ジェラシー』です。 この曲は1981年リリースのアルバム『あやしい夜をまって』に収録された曲で、もちろんシングル発売もされました。このアルバムは陽水の怪しげな雰囲気にますます磨きがかかったアルバムで、車通勤の…

聴き比べ 井上陽水の『心もよう』

今日の「聴き比べ」は井上陽水の『心もよう』です。 この曲を初めて聴いたのは、学生時代に聴いていた深夜放送だったと思います。 かなりの衝撃でした。それまでにも陽水の曲では『傘がない』など印象に残る曲が合ったのですが、この曲はその中でも極め付き…

聴き比べ 『横浜ホンキー・トンク・ブルース』

今日の「聴き比べ」は『横浜ホンキー・トンク・ブルース』です。 以前に原田芳雄さんや松田優作さん、そして山崎ハコちゃんの記事でも出てきたと思いますが彼らがステージで必ずと言っていいほど歌っていた曲です。もちろんハコちゃんは今でも歌っています。…

聴き比べ 『どうしてこんなに悲しいんだろう』

今日の「聴き比べ」はよしだたくろう(吉田拓郎)の名曲『どうしてこんなに悲しいんだろう』です。 この曲はよしだたくろうの1971年のアルバム『人間なんて』に収録された曲です。このアルバムの中の「結婚しようよ」が大ヒット。これによって、いわゆる…

聴き比べ 『恋のバカンス』

今日の「聴き比べ」は『恋のバカンス』です。 ご存じザ・ピーナッツの1963年のヒット曲です。 岩谷時子と宮川泰のコンビでした。ザ・ピーナッツは世界最強の女性デュエットだと個人的に思っています。彼女達の代表曲です。 恋のバカンス 作詞:岩谷時子 …

聴き比べ『死んだ女の子』

今日の「聴き比べ」は『死んだ女の子』です。 この曲はトルコの詩人、ナジム・ヒクメット(Nâzım Hikmet)が1956年に発表した詩です。広島への原子爆弾投下によって死んだ7歳の少女を詠んだ詩です。この詩は各国で翻訳されました。そして各国で曲を付け歌…

高石・岡林・風船『ランブリング・ボーイ(Ramblin' Boy)』

今日の「聴き比べ」は『ランブリング・ボーイ(Ramblin' Boy)』です。 この曲はアメリカのフォークシンガー、トム・パクストン(Tom Paxton)の曲で、彼の1964年のメジャー・デビューアルバムに収録されました。 トム・パクストンはボブ・ディランやフィル…

聴き比べ『灰色の瞳』

今日の「聴き比べ」は『灰色の瞳』です。 昨日の『黒の舟歌』で思い出しました。「和製ホセ・フェリシアーノ」の長谷川きよしと「お登紀さん」こと加藤登紀子のデュエットでヒットしました。 原曲はアルゼンチンのケーナ奏者、ウニャ・ラモス(Uña Ramos)が作…

『黒の舟歌』の聴き比べ

今日の「聴き比べ」は『黒の舟歌』です。 元は作家の野坂昭如が歌った歌でした。1971年に『マリリン・モンロー・ノー・リターン』のB面として発売されましたが、『黒の舟歌』の人気が高く、後にAB面逆にして再発されました。 野坂昭如はメディアへの出…

ボブ・ディランから岡林信康まで『女の如く(Just Like A Woman)』

今日の「聴き比べ」は『女の如く(Just Like A Woman)』です。 この曲はボブ・ディラン(Bob Dylan)の1966年の7枚目のアルバム『ブロンド・オン・ブロンド(Blonde on Blonde)』に収録されました。 Just Like A Woman by Bob Dylan Nobody feels any pain …